カテゴリ: 基本情報技術者試験 更新日: 2025/11/21

排他的論理和回路(EOR回路・XOR回路)をわかりやすく解説!初心者でも理解できる仕組みと動作

排他的論理和回路(EOR回路またはXOR回路)
排他的論理和回路(EOR回路またはXOR回路)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、XOR回路ってよく聞くんですが、普通のOR回路と何が違うんですか?」

先生

「とても良い質問ですね。XOR回路は排他的論理和回路(ハイテキロンリワカイロ)とも呼ばれていて、OR回路とは少し違う動きをするんです。」

生徒

「排他的ってどういう意味なんですか?なんだか難しそうです…。」

先生

「“排他的”というのは“どちらか一方だけ”という意味なんですよ。つまり、XOR回路は、入力が違うときにだけ1を出力する回路なんです。それでは、具体的に仕組みを説明していきましょう!」

1. 排他的論理和回路(EOR回路・XOR回路)とは?

1. 排他的論理和回路(EOR回路・XOR回路)とは?
1. 排他的論理和回路(EOR回路・XOR回路)とは?

排他的論理和回路(ハイテキロンリワカイロ)は、英語で「Exclusive OR(イクスクルーシブ・オア)」と呼ばれ、略してEOR(イーオーアール)またはXOR(エックスオア)と書きます。

OR回路(オアカイロ)は「どちらかが1なら1」を出力しますが、排他的論理和回路では「どちらか一方が1のときにだけ1」を出力します。つまり、2つの入力が同じなら0、異なれば1という動作をします。

この特性から、XOR回路は“違いを見つける回路”として使われることが多いです。

2. XOR回路の真理値表(シンリチヒョウ)

2. XOR回路の真理値表(シンリチヒョウ)
2. XOR回路の真理値表(シンリチヒョウ)

排他的論理和回路の動作を真理値表で表すと次のようになります。

A | B | 出力Y
0 | 0 | 0
0 | 1 | 1
1 | 0 | 1
1 | 1 | 0

この表を見るとわかるように、「A」と「B」が異なるときだけ出力が1になります。これがXOR(排他的OR)の特徴です。

3. XOR回路の記号と構造

3. XOR回路の記号と構造
3. XOR回路の記号と構造

XOR回路の回路図記号は、OR回路の記号にもう1本カーブした線が追加された形になっています。この線は「排他的」を意味しています。

構造的には、AND(アンド)回路、OR(オア)回路、NOT(ノット)回路を組み合わせることで作ることができます。

具体的な論理式(ロンリシキ)は次のようになります。

Y = (A AND ¬B) OR (¬A AND B)

つまり、「Aが1でBが0」または「Aが0でBが1」のときに出力Yが1になります。

4. XOR回路の動きを身近な例で理解しよう

4. XOR回路の動きを身近な例で理解しよう
4. XOR回路の動きを身近な例で理解しよう

XOR回路を日常生活の例で考えてみましょう。たとえば、部屋の両側にある2つのスイッチで1つの電気を操作する場合を想像してみてください。

片方のスイッチを押すと電気が点き、もう一方を押すと消えます。このとき、2つのスイッチが“違う状態”のときだけ電気が点く――これがまさにXOR回路の動きと同じです。

両方がオフ、または両方がオンのときは電気が消える、という動きになります。

5. XOR回路の論理式(ロンリシキ)と表記方法

5. XOR回路の論理式(ロンリシキ)と表記方法
5. XOR回路の論理式(ロンリシキ)と表記方法

XOR回路は次のような式で表されます。

Y = A ⊕ B

この「⊕」の記号は排他的論理和(ハイテキロンリワ)を意味します。読み方は「エックスオア」や「イクスクルーシブオア」と呼ばれます。

また、プログラミング言語などでは「^」という記号を使って表すこともあります。

6. XOR回路と他の論理回路との違い

6. XOR回路と他の論理回路との違い
6. XOR回路と他の論理回路との違い

XOR回路は、AND(アンド)回路やOR(オア)回路と似ていますが、出力のパターンが異なります。

特にOR回路とは混同されやすいですが、OR回路は「どちらかが1なら1」、XOR回路は「どちらか一方だけが1なら1」です。

このように、XOR回路は“両方が同じときはオフになる”という特徴を持っています。

7. XOR回路の応用例

7. XOR回路の応用例
7. XOR回路の応用例

排他的論理和回路は、コンピュータ(コンピュータ)やデジタル回路(デジタルカイロ)の中で幅広く使われています。

  • データの誤り検出(パリティチェック)
  • 暗号化や復号化の排他的論理演算
  • 論理比較装置(トランジスタ回路)
  • 加算器(カサンキ)の構成要素(ハーフアダー)

例えば、ハーフアダー(Half Adder:ハーフアダー)という加算回路では、XOR回路が「和(わ)」の計算を担当します。

8. XOR回路の性質と特徴

8. XOR回路の性質と特徴
8. XOR回路の性質と特徴

XOR回路の特徴は、次の3点にまとめられます。

  • 入力が異なるときにだけ出力が1になる。
  • 入れ替えても結果が変わらない(交換法則が成り立つ)。
  • 同じ信号を2回XORすると元の値に戻る(反転の反転)。

この性質を利用して、データの暗号化や通信処理でもXORは使われます。例えば、あるデータと秘密鍵をXORで組み合わせて暗号化し、もう一度同じ鍵でXORを行うと元のデータに戻すことができます。

9. XOR回路を使った加算の仕組み

9. XOR回路を使った加算の仕組み
9. XOR回路を使った加算の仕組み

XOR回路は、加算器(カサンキ)の基本構成要素としても活躍します。特に、1ビットの足し算を行う「ハーフアダー(Half Adder)」では、次のような役割があります。

  • XOR回路:和(Sum)を出力する
  • AND回路:桁上がり(Carry)を出力する

このように、XOR回路は単なる論理演算だけでなく、コンピュータの計算の基本動作にも欠かせない存在です。

10. XOR回路を理解するためのポイント

10. XOR回路を理解するためのポイント
10. XOR回路を理解するためのポイント

XOR回路は、一見するとOR回路に似ていますが、“違うときだけオンになる”という点をしっかり覚えることが大切です。

また、「どちらか一方だけが有効」という性質は、デジタル回路の判断や条件分岐に欠かせない考え方でもあります。

論理和(OR)、論理積(AND)、否定論理積(NAND)、否定論理和(NOR)などと合わせて、XOR回路をしっかり理解することで、コンピュータの仕組みがより深く見えてきます。

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