カテゴリ: 基本情報技術者試験 更新日: 2025/09/12

インシデント対応チーム(CSIRT)とは?初心者向けに役割・読み方・活動内容をやさしく解説

インシデント対応チーム(CSIRT)
インシデント対応チーム(CSIRT)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「ニュースで『CSIRT』って見たんですが、何のことなんですか?」

先生

「CSIRTは、読み方はシーサートって読むんだよ。正式には『インシデント対応チーム』のことだね。」

生徒

「どんな仕事をするチームなんですか?セキュリティに関係があるんですか?」

先生

「その通り。サイバー攻撃やウイルス感染などのインシデントに対応する専門のチームだよ。では、CSIRTについて詳しく解説していこう。」

1. CSIRTの読み方と意味を知ろう

1. CSIRTの読み方と意味を知ろう
1. CSIRTの読み方と意味を知ろう

CSIRTは、読み方はCSIRT(シーサート)と読みます。これは、Computer Security Incident Response Team(コンピュータ・セキュリティ・インシデント・レスポンス・チーム)の略称です。

日本語では「インシデント対応チーム」と訳され、組織の中で発生する情報セキュリティの問題、たとえばウイルス感染、不正アクセス、情報漏洩などに迅速に対応する専門チームのことを指します。

2. なぜCSIRTが必要なのか?

2. なぜCSIRTが必要なのか?
2. なぜCSIRTが必要なのか?

近年では、企業や団体に対してサイバー攻撃やマルウェア感染などの脅威が増加しています。こうしたセキュリティインシデント(事故)が発生したとき、迅速かつ的確に対応しないと、情報漏洩や業務停止など深刻な被害につながるおそれがあります。

そこで、あらかじめ専門知識を持ったチームを作っておき、いざというときに備えるためにCSIRT(インシデント対応チーム)が重要なのです。

3. CSIRTの主な役割とは?

3. CSIRTの主な役割とは?
3. CSIRTの主な役割とは?

CSIRTには、次のような重要な役割があります。

  • セキュリティインシデントの早期発見と対応
  • インシデントの原因調査と再発防止策の策定
  • 社内の情報セキュリティ教育・啓発活動
  • 外部機関や他社との情報共有・連携
  • 脆弱性(ゼイジャクセイ)情報の収集と通知

つまり、CSIRTは単なる緊急対応だけでなく、予防や教育など幅広い活動を行って、組織のセキュリティを総合的に守るチームなのです。

4. CSIRTとSOCの違いとは?

4. CSIRTとSOCの違いとは?
4. CSIRTとSOCの違いとは?

セキュリティ関係の組織にはCSIRTのほかに「SOC(エスオーシー)」というものもあります。SOCは、Security Operation Center(セキュリティ・オペレーション・センター)の略で、ネットワークやサーバーを24時間体制で監視する部門です。

SOCが監視、CSIRTが対応というように、役割は異なります。両者が連携して、セキュリティの問題を発見・解決していきます。

5. CSIRTの構成メンバーと求められるスキル

5. CSIRTの構成メンバーと求められるスキル
5. CSIRTの構成メンバーと求められるスキル

CSIRTには、次のようなメンバーが所属しています。

  • インシデント対応担当者:ログ調査やシステム分析を行う技術担当者
  • 管理者:対応の指揮・判断を行うマネージャー
  • 連絡担当:社内外との情報連携・報告を行う担当者

必要なスキルとしては、ネットワークやサーバーの知識、セキュリティツールの操作、論理的な分析力、コミュニケーション能力などが求められます。

6. 企業や組織でのCSIRT導入のメリット

6. 企業や組織でのCSIRT導入のメリット
6. 企業や組織でのCSIRT導入のメリット

企業や学校、行政機関などでCSIRTを導入することにより、以下のようなメリットがあります。

  • セキュリティ事故への対応時間を短縮できる
  • 被害の最小化と信頼回復が早くなる
  • 従業員への教育効果が高まり、予防力が強化される
  • 関係機関との連携がスムーズになる

特に大規模な組織では、CSIRTの存在がセキュリティ管理の要(カナメ)となります。

7. 国内外の代表的なCSIRT

7. 国内外の代表的なCSIRT
7. 国内外の代表的なCSIRT

日本では、JPCERTコーディネーションセンター(読み方はジェイピーサート・シーシー)が代表的なCSIRTで、全国規模のセキュリティ対応を行っています。JPCERT/CCは、企業や個人からのインシデント報告を受け付け、他のCSIRTと連携しながら調整を行います。

海外にもCERT/CC(読み方はサート・シーシー)やFIRST(ファースト)など、多数のCSIRTが存在しており、情報共有ネットワークを通じて国際的に協力し合っています。

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