カテゴリ: 基本情報技術者試験 更新日: 2025/10/29

SELECT文とは?初心者でもわかるデータベースの基本構文を徹底解説!

SELECT文
SELECT文

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「データベースのSELECT文(セレクトブン)ってよく聞きますけど、何をするものなんですか?」

先生

「SELECT文(セレクトブン)は、データベースの中から必要な情報を取り出すための命令です。たとえば、社員一覧や商品リストを表示したいときに使います。」

生徒

「なるほど!つまり、データを探して表示する命令なんですね。どうやって使うんですか?」

先生

「それでは、SELECT文の基本構文と使い方を、例を交えながら説明していきましょう!」

1. SELECT文(セレクトブン)とは?

1. SELECT文(セレクトブン)とは?
1. SELECT文(セレクトブン)とは?

SELECT文は、データベース(Database/データベース)の中から特定の情報を取得するための命令文です。SQL(エスキューエル/Structured Query Language)という言語で書かれ、ほとんどのデータベース管理システム(DBMS/ディービーエムエス)で共通して使われています。

パソコンの中にある表のようなデータから「欲しい情報だけを抜き出す」ときに使う、とイメージするとわかりやすいでしょう。たとえば社員名簿から「名前」と「部署」だけを表示したり、商品の一覧から「価格が高い順」に並べたりすることができます。

2. SELECT文の基本構文

2. SELECT文の基本構文
2. SELECT文の基本構文

SELECT文の基本的な書き方は次のようになります。

SELECT 列名 FROM 表名;

この構文は「表(テーブル)」の中から「指定した列(カラム)」の情報を取り出すという意味です。たとえば、usersという表からname列だけを取得したい場合、次のように書きます。

SELECT name FROM users;

これで、ユーザーの名前だけが一覧として取り出されます。もし表の全ての列を取得したい場合は、「アスタリスク(*)」を使って次のように書きます。

SELECT * FROM users;

このアスタリスクは「すべての列」という意味です。初心者のうちはこの書き方でデータ全体を確認すると良いでしょう。

3. WHERE句(ウェアク)で条件を指定しよう

3. WHERE句(ウェアク)で条件を指定しよう
3. WHERE句(ウェアク)で条件を指定しよう

SELECT文は単にデータを全部取り出すだけではなく、「条件を指定して必要なデータだけを抽出する」こともできます。そのときに使うのがWHERE句(ウェアク)です。

構文は次のようになります。

SELECT 列名 FROM 表名 WHERE 条件;

たとえば、年齢が30歳以上の社員を取り出したい場合は次のように書きます。

SELECT name, age FROM employees WHERE age >= 30;

このように、条件を指定することでデータの絞り込みができます。比較演算子(ヒカクエンザンシ)は=><>=などがよく使われます。

4. ORDER BY句(オーダーバイク)で並び替え

4. ORDER BY句(オーダーバイク)で並び替え
4. ORDER BY句(オーダーバイク)で並び替え

データを取得したあとに、「昇順」や「降順」に並べたいときにはORDER BY句(オーダーバイク)を使います。構文は次のようになります。

SELECT 列名 FROM 表名 ORDER BY 列名 ASC;

ASCは昇順(ショウジュン/小さい順)を意味し、DESCは降順(コウジュン/大きい順)を意味します。

たとえば、商品を価格の高い順に並べたい場合は次のようにします。

SELECT name, price FROM products ORDER BY price DESC;

このように、ORDER BY句を使うことで結果を見やすく整理できます。

5. AND・ORで複数条件を組み合わせる

5. AND・ORで複数条件を組み合わせる
5. AND・ORで複数条件を組み合わせる

複数の条件を指定したいときは、AND(アンド)やOR(オア)を使います。ANDは「両方の条件を満たすもの」、ORは「どちらかの条件を満たすもの」を意味します。

SELECT name, age FROM employees WHERE age >= 30 AND department = '営業';

この例では、「30歳以上」かつ「営業部」の社員を取得します。逆に「30歳以上または営業部」の社員を取得したい場合はORを使います。

このように、条件を組み合わせることでより細かい検索が可能になります。

6. LIKE句(ライクク)であいまい検索

6. LIKE句(ライクク)であいまい検索
6. LIKE句(ライクク)であいまい検索

文字列の一部に特定の語句を含むデータを探したいときは、LIKE句(ライクク)を使います。パーセント記号(%)を使って「部分一致」を指定します。

SELECT name FROM users WHERE name LIKE '%田%';

この例では、名前に「田」が含まれている人を検索します。たとえば「田中」や「山田」などが該当します。%は「どんな文字でもOK」という意味です。

7. DISTINCT(ディスティンクト)で重複を除外

7. DISTINCT(ディスティンクト)で重複を除外
7. DISTINCT(ディスティンクト)で重複を除外

同じデータが何度も表示されるのを防ぎたいときは、DISTINCT(ディスティンクト)を使います。これは「重複を取り除く」という意味です。

SELECT DISTINCT department FROM employees;

この文は、社員テーブルから重複を除いた部署名の一覧を取得します。データが多いときに便利な構文です。

8. SELECT文の歴史と役割の広がり

8. SELECT文の歴史と役割の広がり
8. SELECT文の歴史と役割の広がり

SELECT文は、1970年代に誕生したリレーショナルデータベース(RDB/アールディービー)から使われ続けている基本的な命令です。今では、MySQL(マイエスキューエル)・PostgreSQL(ポストグレスキューエル)・Oracle(オラクル)など多くのシステムで共通して利用されています。

また、近年ではクラウドデータベースやビッグデータ分析でもSELECT文が活躍しています。データを「検索(サーチ)」して「抽出(エクストラクト)」するという基本の考え方は、どんな環境でも変わりません。

9. 実際に使うときのポイント

9. 実際に使うときのポイント
9. 実際に使うときのポイント

初心者の方がSELECT文を使うときは、まず「FROM」で表を指定し、「WHERE」で条件をつけ、「ORDER BY」で並べるという流れを意識しましょう。この3つの要素を組み合わせると、欲しい情報だけをきれいに取り出すことができます。

さらに慣れてきたら、関数(ファンクション)やグループ化(GROUP BY句/グループバイク)にも挑戦してみましょう。SELECT文の理解が深まると、データベース操作が一気に楽しくなります。

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