暗号アルゴリズムとは?初心者でもわかるしくみと種類をやさしく解説!
生徒
「先生、暗号化ってどうやってやってるんですか?どんなルールで文字が変わるんでしょうか?」
先生
「いい質問だね。実は、文字やデータを暗号化するときは、ある決まったルールや計算方法を使ってるんだ。そのルールのことを『暗号アルゴリズム』というんだよ。」
生徒
「『アルゴリズム』ってなんだか難しそうですね…。暗号アルゴリズムってパソコン初心者にもわかるんですか?」
先生
「もちろん!難しい言葉だけど、わかりやすく説明するから一緒に覚えていこう!」
1. 暗号アルゴリズムとは?読み方と意味
暗号アルゴリズム(アンゴウアルゴリズム)とは、情報を暗号化(アンゴウカ)したり、暗号文(アンゴウブン)を復号化(フクゴウカ)したりするための計算手順やルールのことです。
「アルゴリズム」は、コンピューターがある処理を行うための手順のことを指します。つまり、「どんな順番で何をするか?」を決めるレシピのようなものです。
暗号アルゴリズムがあることで、誰でも同じやり方で安全に情報を変換・復元できるようになります。暗号鍵(アンゴウカギ)と一緒に使われることで、セキュリティ効果を発揮します。
2. 暗号アルゴリズムはどんなところで使われている?
暗号アルゴリズムは、私たちが普段使っているさまざまなサービスで使われています。例えば:
- ネットショッピングでクレジットカード情報を守るとき
- LINE(ライン)やメールのメッセージを暗号化するとき
- オンラインバンキングで口座情報を安全に送るとき
- Wi-Fi(ワイファイ)通信のセキュリティ確保
これらの場面では、暗号アルゴリズムが情報を保護するしくみの中心として働いています。
3. 暗号アルゴリズムの代表的な種類を紹介
暗号アルゴリズムにはいくつかの代表的な種類があります。用途や特性によって使い分けられます。
共通鍵暗号アルゴリズム(キョウツウカギアンゴウアルゴリズム)
同じ鍵を使って暗号化と復号化を行う方式です。処理が速く、大量のデータ通信に向いています。
代表例: AES(エーイーエス)、DES(ディーイーエス)
公開鍵暗号アルゴリズム(コウカイカギアンゴウアルゴリズム)
「公開鍵」と「秘密鍵(ヒミツカギ)」のペアで行う方式です。公開鍵で暗号化し、秘密鍵で復号化します。
代表例: RSA(アールエスエー)、ECC(イーシーシー)
ハッシュアルゴリズム
一方向の変換を行い、元に戻せないしくみです。データの改ざんチェックなどに使われます。
代表例: SHA-256(シャーにごろく)、MD5(エムディーファイブ)
4. 暗号アルゴリズムの役割と重要性
暗号アルゴリズムは、ただデータを変換するだけではありません。次のような目的で使われています。
- 第三者に見られないようにする(機密性)
- データが改ざんされていないか確認する(完全性)
- 本人が送ったことを証明する(認証・真正性)
このように、暗号アルゴリズムは情報セキュリティの基本となる技術です。
5. 安全な暗号アルゴリズムとは?
安全な暗号アルゴリズムにはいくつかの条件があります。
- 多くの専門家に検証されている
- 簡単に解析されない構造になっている
- 鍵の長さが十分に長くて複雑
たとえば、古いアルゴリズムである「DES」は今では安全性が不十分とされています。その代わりに、「AES」などのより強力なアルゴリズムが使われています。
6. 実際のサービスに使われている暗号アルゴリズム
実際に使われている例を見てみましょう。
- SSL/TLS(エスエスエル/ティーエルエス): ウェブサイトの通信を暗号化(AESやRSAを使用)
- 電子署名: 電子契約サービスでRSAやECCが活躍
- 暗号資産(仮想通貨): SHA-256などのハッシュアルゴリズムを使用
このように、暗号アルゴリズムは私たちが日常で使っている多くのシステムやアプリに組み込まれているのです。