関係データベース(カンケイデータベース)とは?初心者向けに基本から丁寧に解説
生徒
「先生、関係データベースという言葉をよく聞きますけど、具体的にはどういうものなんですか?」
先生
「関係データベース(カンケイデータベース)は、データを表(テーブル)という形式で管理する仕組みです。英語ではRelational Database(リレーショナルデータベース)と呼ばれます。」
生徒
「表ということは、行や列でデータを整理するんですか?」
先生
「その通りです。エクセルの表を思い浮かべるとイメージしやすいですよ。行には個別のデータ、列には属性が並んでいます。」
1. 関係データベースとは?
関係データベース(カンケイデータベース)は、行と列で構成された表(テーブル)を使ってデータを管理する仕組みです。英語ではRelational Database(リレーショナルデータベース)と呼ばれ、略してRDB(アールディービー)とも言います。エクセルの表のように、行にレコード(個別のデータ)、列に属性(データの項目名)が配置されるため、視覚的に理解しやすい特徴があります。
この仕組みを考案したのは、イギリス出身の計算機科学者エドガー・F・コッド(Edgar F. Codd、エドガーエフコッド)で、1970年代に発表されました。それ以来、関係データベースは企業や組織で広く利用され、代表的な製品にはOracle Database(オラクルデータベース)、MySQL(マイエスキューエル)、PostgreSQL(ポストグレスキューエル)、Microsoft SQL Server(マイクロソフトエスキューエルサーバー)などがあります。
2. 関係データベースの基本構造
関係データベースを理解するために、基本的な構造を見てみましょう。
- テーブル(表):データを行と列で整理する単位
- レコード(行):一人の顧客や一つの商品など、個別のデータ
- フィールド(列):名前や価格など、データの項目を表す
- 主キー(シュキー):データを一意に識別するためのキー
- 外部キー(ガイブキー):別のテーブルと関連づけるためのキー
例えば、顧客テーブルには顧客ID、名前、住所といった列があり、行には一人ひとりの顧客情報が入ります。このように整理することで、効率的にデータを管理できます。
3. 関係データベースの特徴
関係データベースには、初心者にも理解しやすい明確な特徴があります。
- データが表形式で整理され、見やすく管理しやすい
- SQL(エスキューエル)という共通の言語で操作できる
- 複数の表を組み合わせてデータを取得できる
- 主キーや外部キーを使ってデータの整合性を守れる
- トランザクション処理によって信頼性が高い
これらの特徴のおかげで、関係データベースは銀行、通販サイト、SNS、在庫管理システムなど、さまざまな場面で活用されています。
4. SQLと関係データベース
SQL(エスキューエル、Structured Query Languageの略、読み方はストラクチャードクエリランゲージ)は、関係データベースを操作するための言語です。データの検索、追加、更新、削除といった処理を簡単に行うことができます。
例えば「顧客テーブルから東京都在住の顧客を探す」といった操作を、SQLを使って1行で実行できます。SQLを覚えることで、関係データベースを自由に扱えるようになるのです。
5. 関係データベースの利点
関係データベースを利用することで、次のような利点があります。
- 大量のデータを効率的に保存・検索できる
- データの重複を避け、整合性を維持できる
- 権限管理ができ、セキュリティも高い
- 複雑な検索や分析が容易になる
これらのメリットにより、関係データベースは世界中で標準的なデータ管理の仕組みとして利用されているのです。
6. 関係データベースの歴史的背景
関係データベースは1970年代に登場し、従来の階層型データベースやネットワーク型データベースよりも扱いやすさと柔軟性に優れていました。そのため、企業や研究機関で一気に普及しました。
インターネットの普及とともに、関係データベースはさらに広がり、オープンソースのMySQLやPostgreSQLはWebサービスの基盤として多くのシステムに採用されました。現在でもクラウド環境で使われる代表的なデータベースとして生き続けています。
7. 関係データベースの実例
実際に関係データベースがどのように使われるかを見てみましょう。
- ネットショップで商品、顧客、注文を管理する
- 病院で患者、診療記録、薬の情報を整理する
- 学校で生徒、授業、成績を記録する
- 企業で従業員、部署、給与を管理する
このように、関係データベースは私たちの身近な生活のあらゆる場面で使われています。