マクロウイルスとは?意味や仕組みを初心者向けにやさしく解説【Officeファイル感染型マルウェア】
生徒
「先生、“マクロウイルス”って聞いたことあるけど、何ですか?」
先生
「マクロウイルスは、Office(オフィス)ソフトの“マクロ”という仕組みを使って広がるマルウェアの一種です。」
生徒
「マクロって何ですか?難しそうです…」
先生
「マクロは、繰り返し作業を自動化する仕組みです。でも、悪い人に使われると“ウイルス”になるんですよ。」
1. マクロウイルスとは?読み方と基本意味
マクロウイルスは、読み方はマクロウイルスです。英語では“Macro Virus”と書きます。
Excel(エクセル)やWord(ワード)といったOffice(オフィス)製品に内蔵された「マクロ(読み方:マクロ)」という自動化機能を悪用して感染するウイルスの一種です。
2. マクロとは?どういう仕組み?
マクロは、繰り返し行う操作を自動で実行できる便利な機能です。
たとえば、毎日同じ書類に決まった書式を適用するとき、マクロを使うとボタンひとつで処理が終わります。
しかし、これを悪用し、ファイルを開くとウイルスが実行され、パソコンに感染するように仕掛けるのがマクロウイルスです。
3. マクロウイルスの感染の流れ
マクロウイルスは以下のような流れで感染します:
- 感染したOfficeファイルをメールで送る
- ユーザーがそのファイルを開く
- 警告を無視して「マクロを有効にする」をクリック
- マクロが実行され、ウイルスが広がる
気づかずにボタンを押すと、自分のパソコンだけではなく、共有フォルダやネットワーク上の他のパソコンにも感染が広がることがあります。
4. マクロウイルスで起こる被害
マクロウイルスに感染すると、次のような被害が起きます:
- ファイルやデータが勝手に書き換えられる
- 個人情報やパスワードが盗まれる
- ボットやランサムウェアなど別のマルウェアが入る
- ネットワーク経由で他のパソコンにも感染が広がる
特に業務で使う大型データや重要な書類が壊れたり、第三者に送られたりするリスクがあります。
5. 有名なマクロウイルスの実例
過去に被害を出した代表的なマクロウイルスには以下があります:
- Concept(コンセプト): 1995年に広がった初期のマクロウイルス
- Melissa(メリッサ): 1999年にメール経由で数十万件に拡散
- ILOVEYOU(アイラブユー): 2000年にメールの添付ファイルで世界中に被害
これらは、痛いニュースや大きな損害を引き起こしたことで記憶に残っています。
6. マクロウイルスの防止策とは?
初心者でもできる対策方法は以下の通りです:
- Officeファイルは信頼できる相手からしか開かない
- マクロの実行は「無効」にしておく
- ウイルス対策ソフトでファイルをスキャンする
- OfficeやOSを常に最新の状態に更新
- 不審なメールや添付ファイルは開かない
7. マクロウイルスって今も使われてる?
最近はメールの警告が出るので減ってきましたが、油断は禁物です。
特に業務の中でOfficeファイルをやり取りする場面では、依然としてリスクがあります。
だからこそ、初心者でもマクロに関する知識を持って、しっかり注意することが重要です。