カテゴリ: 情報セキュリティマネジメント試験 更新日: 2025/12/14

ゾンビとは?意味や仕組みを初心者向けにやさしく解説【ボットネットやマルウェアとも関係】

ゾンビ
ゾンビ

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、“ゾンビ”って、映画やゲームで見るような意味じゃなくて、パソコン用語でも使われてるって聞いたんですけど、本当ですか?」

先生

「そうなんですよ。パソコン用語の“ゾンビ”は、他人に遠隔操作されて、勝手に悪いことをさせられているパソコンのことを指すんです。」

生徒

「それって、自分のパソコンが知らないうちに悪用されてるってことですか?」

先生

「その通りです。では、“ゾンビ”がどういうものか、詳しく説明していきましょう。」

1. ゾンビとは?読み方と基本的な意味

1. ゾンビとは?読み方と基本的な意味
1. ゾンビとは?読み方と基本的な意味

ゾンビは、読み方はゾンビとそのまま読みます。英語でも「Zombie」と書きます。

パソコン用語としてのゾンビとは、自分のパソコンがマルウェア(マルウェアは読み方:マルウェア)などに感染し、第三者に遠隔操作されてしまった状態のことです。

自分では普通に使っているつもりでも、裏で勝手にメールを送られたり、攻撃に加担させられたりしている可能性があります。

2. ゾンビパソコンとボットの関係

2. ゾンビパソコンとボットの関係
2. ゾンビパソコンとボットの関係

ゾンビという言葉は、「ボット(Bot)」というマルウェアと関係があります。

ボットに感染したパソコンは、遠隔操作される状態になります。このとき、外部から操作されているパソコンのことを“ゾンビパソコン”と呼びます。

つまり、ゾンビとはボットに支配された状態のことを意味するのです。そして、複数のゾンビパソコンが集まると“ボットネット(Botnet)”になります。

3. なぜ“ゾンビ”という名前なのか?

3. なぜ“ゾンビ”という名前なのか?
3. なぜ“ゾンビ”という名前なのか?

“ゾンビ”という名前は、元々はホラー映画などで出てくる「自分の意思がなく他人に操られている存在」から来ています。

パソコンも同じように、自分の知らないうちに操作され、勝手に動かされている様子がゾンビに似ていることから、このように呼ばれるようになりました。

4. ゾンビパソコンが引き起こす被害

4. ゾンビパソコンが引き起こす被害
4. ゾンビパソコンが引き起こす被害

ゾンビパソコンになると、以下のような深刻な問題が発生します。

  • DDoS攻撃に加担してしまう
  • スパムメールを大量に送らされる
  • 他人の個人情報を盗む手助けをさせられる
  • 自分の通信履歴やパスワードが外部に漏れる
  • 他のマルウェアの感染経路として利用される

つまり、自分が加害者になってしまう可能性があるという点で非常に危険です。

5. ゾンビパソコンができる仕組み

5. ゾンビパソコンができる仕組み
5. ゾンビパソコンができる仕組み

ゾンビパソコンが作られる仕組みは次のような流れです。

  • ユーザーがマルウェアに感染する(メールやWebサイトなど)
  • ボットがパソコンに侵入し、外部の指示を待つ
  • 攻撃者(指令者)が遠隔で命令を出す
  • パソコンが勝手に行動を始める(攻撃、送信など)

このとき、感染した本人にはほとんど気づかれないように静かに動作するのが特徴です。

6. ゾンビの感染経路と注意点

6. ゾンビの感染経路と注意点
6. ゾンビの感染経路と注意点

ゾンビパソコンになってしまう主な原因には次のようなものがあります。

  • 怪しいメールの添付ファイルを開いてしまった
  • 偽のアップデートをインストールした
  • ウイルス対策ソフトが入っていなかった
  • 古いソフトウェアのまま使っていた
  • 無料ソフトに混ざってマルウェアを入れてしまった

日常のちょっとした油断が、ゾンビ化のきっかけになるので注意が必要です。

7. ゾンビ化を防ぐためのセキュリティ対策

7. ゾンビ化を防ぐためのセキュリティ対策
7. ゾンビ化を防ぐためのセキュリティ対策

パソコン初心者でもできるゾンビ化の予防方法は以下の通りです。

  • 信頼できるウイルス対策ソフトを入れて常に更新する
  • OSやソフトウェアを定期的にアップデートする
  • 不審なメールや添付ファイルは開かない
  • 知らないサイトや広告をクリックしない
  • ルーターやIoT機器のパスワードを変更する

また、パソコンの動作が遅くなったり、知らない通信が増えたりしたときは、ゾンビ化のサインかもしれません。早めのチェックが大切です。

まとめ

まとめ
まとめ

ゾンビという言葉は映画やゲームの印象が強いものの、パソコンやインターネットの世界では全く別の意味を持ち、情報セキュリティの分野で重要な概念として扱われています。この記事を通して、ゾンビパソコンがどのように生まれ、どのような問題を引き起こすのか、その仕組みを段階的に理解できたのではないでしょうか。ゾンビとは、ボット型マルウェアに感染した端末が外部から勝手に操作され、利用者が全く気づかないまま不正行為に加担させられてしまう状態のことであり、この“気づけない”という性質こそが最大の危険と言えます。 ゾンビパソコンは、不審なメールの添付ファイルや偽装されたアップデート、無料ソフトに紛れ込んだマルウェアなどをきっかけに感染します。特に、更新されていない古いソフトウェアを使い続けていると脆弱性を狙われやすく、攻撃者に侵入の隙を与えてしまうため注意が必要です。感染すると端末は攻撃者の指示を待つ“ボット”となり、自動で動かされることでゾンビ状態になってしまいます。こうしたゾンビ端末が多数集められ構築されるのが“ボットネット”であり、DDoS攻撃や大量スパム送信など世界中に被害を広げる基盤となることもあります。 ゾンビ化したパソコンは、所有者の知らないところで加害行為に関わるだけでなく、自身の個人情報やパスワードが盗まれたり、さらなるマルウェアの感染拡大に利用されたりするリスクもあります。つまり、被害者でありながら加害者にもなり得る二重の危険性を持っているのです。こうした背景から、ゾンビという呼び名が非常に的確であることが理解できます。自分が知らないうちに命令され、勝手に動く姿はまさに映画に登場するゾンビそのものです。 ゾンビ化を防ぐためには、ウイルス対策ソフトを常に最新の状態に保つことや、OS・アプリのアップデートを欠かさないこと、不審なメールや広告を開かないなど日頃からの意識がとても重要です。また、ルーターやIoT機器のパスワード変更など、身近なところに潜むセキュリティリスクにも目を向ける必要があります。日常の中の小さな油断が大きな被害につながることを理解し、普段から「怪しいかもしれない」と気づける感覚を育てることが大切です。 この記事を読むことで、ゾンビパソコンとボットの関係、ボットネットの危険性、感染経路の特徴、そして予防のための具体的な行動が明確になったはずです。情報セキュリティは難しい印象がありますが、仕組みを一つずつ理解すれば、防ぐために自分が取れる行動は決して難しいものではありません。これからも安全にインターネットを利用するために、危険を正しく知り、日々の生活の中で少しずつ安全な習慣を積み重ねていくことが、最も効果的なセキュリティ対策になります。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「先生、ゾンビってパソコンのことだと全然違う意味なんですね。勝手に動かされるなんて、とても怖いです。」

先生

「そうなんです。本人が気づかないうちに命令されて動く状態は、まさにゾンビと同じですよね。だからこそ、仕組みを知ることが大切なんです。」

生徒

「感染経路も身近なものが多くて驚きました。メールや無料ソフトも油断できないってことなんですね。」

先生

「その通りです。怪しいと感じたものは開かない、更新を忘れないなど、日常のちょっとした意識がゾンビ化の予防につながります。特に脆弱性を放置しないことがとても重要です。」

生徒

「今日の内容で、ゾンビパソコンとボット、ボットネットの関係がよくわかりました。これからは安全な使い方をもっと意識していきたいです。」

先生

「それが一番大切なことですよ。知識を持つことで危険を避けられるようになりますから、引き続き気をつけながらインターネットを利用していきましょう。」

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