カテゴリ: 情報セキュリティマネジメント試験 更新日: 2025/12/13

ワームとは?意味や感染のしくみを初心者向けにやさしく解説

ワーム
ワーム

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、“ワーム”っていうコンピュータ用語を見かけたんですけど、あれって何なんですか?」

先生

「“ワーム”は、パソコンやネットワークを通じて自分で広がるマルウェアの一種なんですよ。とても早く感染が広がるのが特徴です。」

生徒

「ウイルスとは違うんですか?」

先生

「そうですね。ウイルスは他のプログラムにくっついて動きますが、ワームは単体で動いて勝手に広がります。詳しく解説していきますね!」

1. ワームとは?読み方と意味をやさしく解説

1. ワームとは?読み方と意味をやさしく解説
1. ワームとは?読み方と意味をやさしく解説

ワームは、読み方はワームとそのまま読みます。英語では「Worm」と書きます。コンピュータの分野では、「ネットワークワーム(Network Worm)」とも呼ばれることがあります。

意味としては、他のファイルに頼らず、自分だけで動いてネットワーク上のパソコンやスマホなどに自動で感染を広げるマルウェア(マルウェアは読み方:マルウェア)の一種です。

2. ワームの特徴とは?ウイルスとの違いも紹介

2. ワームの特徴とは?ウイルスとの違いも紹介
2. ワームの特徴とは?ウイルスとの違いも紹介

ワームの最大の特徴は、「自動で増えていく」ことです。以下のような特徴があります。

  • 他のファイルやプログラムにくっつかなくても動く
  • ネットワーク経由で他のコンピュータに自動で感染する
  • 感染スピードがとても速い
  • パソコンやネットワークの負荷を高める

ウイルスと違い、ワームは人が何か操作しなくても勝手に広がっていくため、とても危険です。

3. ワームの感染経路とは?どこから入ってくる?

3. ワームの感染経路とは?どこから入ってくる?
3. ワームの感染経路とは?どこから入ってくる?

ワームは以下のような経路でパソコンやスマートフォンに感染します。

  • インターネットに接続したパソコンのセキュリティの穴を悪用
  • メールに記載されたリンクをクリック
  • 感染済みのファイルをダウンロード
  • ネットワークに接続された他のパソコンからの感染

特に、セキュリティ設定が甘いネットワークや古いソフトウェアを使っている場合は、感染しやすくなります。

4. ワームに感染するとどうなる?具体的な被害

4. ワームに感染するとどうなる?具体的な被害
4. ワームに感染するとどうなる?具体的な被害

ワームに感染すると、次のようなトラブルが起こることがあります。

  • パソコンが急に重くなる
  • インターネットがつながりにくくなる
  • 勝手に他の人にメールを送ってしまう
  • 他のマルウェアをダウンロードする手助けをする
  • 企業のネットワーク全体が停止する

特に企業では、ワームが一台のパソコンに入っただけで、全社のパソコンに広がってしまうというケースもあります。

5. 有名なワームの実例を紹介

5. 有名なワームの実例を紹介
5. 有名なワームの実例を紹介

過去には、世界中で大きな被害を与えたワームがいくつも存在します。たとえば:

  • Code Red(コードレッド):2001年に流行し、Windowsのサーバーに感染してWebサイトを改ざんしました。
  • Blaster(ブラスター):2003年に登場し、Windows XPなどの脆弱性(読み方:ゼイジャクセイ)を突いて感染を広げました。
  • Conficker(コンフィッカー):2008年から世界中に広がり、多くの企業や機関が被害を受けました。

これらのワームは、メールやWebサイトを通じて一気に広がり、世界中のインターネット環境に大きな影響を与えました。

6. ワームを防ぐためにできること

6. ワームを防ぐためにできること
6. ワームを防ぐためにできること

ワームに感染しないためには、以下のような基本的なセキュリティ対策が重要です。

  • OSやソフトウェアを最新の状態に更新する
  • 信頼できるウイルス対策ソフトを導入する
  • メールのリンクや添付ファイルをむやみに開かない
  • 知らないWi-Fiには接続しない
  • ネットワーク機器の設定を適切に行う

特にWindowsパソコンは、定期的なWindows Update(ウィンドウズアップデート)を行うことで、ワームの感染を防ぐことができます。

7. ワームという名前の由来と雑学

7. ワームという名前の由来と雑学
7. ワームという名前の由来と雑学

ワーム(Worm)という名前は、もともと英語で「虫」や「ミミズ」を意味します。この名前は、ワームがネットワークの中を這うように、次々と感染を広げていく様子から名づけられました。

最初に“ワーム”という言葉が使われたのは、1982年に出版されたSF小説「The Shockwave Rider(ショックウェーブ・ライダー)」で、そこではネットワークを自由に移動するプログラムとして描かれています。

その後、実際のコンピュータの世界でも「自動で広がるマルウェア」を“ワーム”と呼ぶようになりました。

まとめ

まとめ
まとめ

本記事では、ワームというマルウェアの基本的な意味から、特徴、感染経路、被害の内容、そして実際に世界中で問題となった有名なワームまでを丁寧に解説しました。ワームは、ウイルスとは異なり単体で動作し、人間が何か操作をしなくても勝手にネットワーク上を移動して感染を広げていく点が最大の特徴です。そのため、たった一台のパソコンが感染しただけで、家庭内ネットワークや企業のネットワーク全体へと広がる危険性があります。特に企業では広範囲に被害が出やすく、ワームは非常に警戒されているマルウェアの一種です。 ワームの感染経路としては、インターネットに接続したパソコンの脆弱性を悪用した攻撃、メールのリンクのクリック、感染済みファイルのダウンロード、そして同じネットワーク内の他のパソコンへの自動感染など、多岐にわたります。これらの感染経路を理解しておくことで、日常のパソコン操作やネット利用の中で自然と注意を向けることができ、防御力を高めることができます。特に、メールのリンクを何気なくクリックする行為はワーム感染のきっかけになりやすく、初心者の方には注意すべきポイントです。 また、記事内で紹介したCode Red、Blaster、Confickerといった有名なワームは、世界中で広範囲なネットワーク障害を起こし、多数の企業や政府機関に大きな影響を与えた事例です。これらの例からわかるように、ワームは単なる迷惑ソフトではなく、社会全体に深刻な影響を及ぼす可能性がある存在だということが理解できます。特に、脆弱性(読み方:ゼイジャクセイ)を突く手口はとても巧妙であり、パソコンやルーター、ネットワーク機器など、あらゆる機器が狙われる可能性があります。 自分のパソコンやスマートフォンを守るには、OSやソフトウェアを常に最新の状態に更新すること、信頼できるウイルス対策ソフトを導入すること、メールの添付ファイルやリンクをむやみに開かないこと、見知らぬWi-Fiには接続しないことなど、基本的なセキュリティ対策を日頃から徹底することが大切です。特にWindows環境では、Windows Update(読み方:ウィンドウズアップデート)を怠らないことがワーム対策において非常に有効です。 ワームという名称の背景には、ネットワークを這うように拡散する姿が「虫(Worm)」を連想させるという理由があり、名称自体にも特徴が表れています。ワームという言葉が最初に使われたSF小説の話もあり、実際のコンピュータの世界で使われるようになった背景も興味深いものです。ネットワーク社会が発展するにつれて、ワームはますます巧妙になり、そのスピードも被害の範囲も広がっています。だからこそ、正しい知識を持ち、防御する意識を持つことが自分自身を守る第一歩となります。 本記事で紹介した内容を理解しておくことで、自分のパソコンが感染しないように注意できるだけでなく、万が一トラブルが起こったときも冷静に対応しやすくなります。初心者でも取り組める基本的な対策ばかりなので、普段の生活の中で少しずつ習慣にしていくことが大切です。ワームの危険性を正しく理解し、安全なインターネット利用につなげていきましょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「ワームって、ウイルスよりも勝手に広がる力が強いっていうのがすごく怖いですね…。何もしなくても感染していくなんて知りませんでした。」

先生

「そうなんです。ワームは人が操作しなくても自動で広がるので、感染すると影響が大きくなりやすいんですよ。企業で特に警戒される理由もそこにあります。」

生徒

「メールのリンクをむやみに開かないことや、ソフトを最新にしておくことが大事だって分かりました。特にWindows Updateはちゃんとやっておかないと危ないんですね。」

先生

「その通りです。更新を放置していると、古いままの脆弱性を狙われてしまうので、とても危険なんです。日頃できる対策がワームから身を守ってくれますよ。」

生徒

「有名なワームの例を知って、昔から大きな問題になっていたことも分かりました。これからはネットワークの設定やメールにももっと気をつけます!」

先生

「その意識がとても大切です。知識があれば、危険を避ける力も自然と身につきますからね。これからも安全にインターネットを使っていきましょう。」

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