リプレイ攻撃とは?初心者向けに仕組み・例・防ぎ方をわかりやすく解説
生徒
「先生、『リプレイ攻撃』っていう言葉を聞いたのですが、どういう意味なんですか?」
先生
「リプレイ攻撃は、読み方はリプレイコウゲキといいます。これは、正規の通信データを盗んで、あとから悪用する手口のことです。」
生徒
「盗んだデータをそのまま使えるってことですか?」
先生
「はい、たとえば、誰かが送ったログイン情報や決済データを盗んで、同じ内容をもう一度送りなおすことで、攻撃者が不正にログインしたり支払い処理を実行したりすることがあります。」
生徒
「それはこわいですね…。どうしてそんなことができるんですか?」
先生
「それではリプレイ攻撃の仕組みと、なぜ防がないといけないのか、じっくり見ていきましょう!」
1. リプレイ攻撃(リプレイコウゲキ)とは?
リプレイ攻撃は、読み方はリプレイコウゲキといいます。英語ではReplay Attack(リプレイアタック)と呼ばれる情報セキュリティ上の攻撃手法のひとつです。
この攻撃は、正規の通信の内容を盗み見して、あとからまったく同じ内容を再送(リプレイ)することで、不正アクセスや不正処理を行うものです。
パソコン初心者の方でも、ログインやネットショッピングなど、毎日インターネットを使う中でリプレイ攻撃に遭うリスクがあります。
2. リプレイ攻撃の仕組み
リプレイ攻撃の基本的な流れは次の通りです:
- ユーザーがログインや支払いなど、サーバーへ正しい通信を送信する。
- 攻撃者がその通信データを盗み見る(盗聴)。
- 盗んだデータをそのままサーバーに再送して、不正な操作を実行する。
この攻撃は、特に暗号化されていない通信や、セッションの仕組みが不十分なサイトで起きやすくなります。
3. 実際の例で理解するリプレイ攻撃
たとえば、ある人がWebサイトで銀行振込を行ったとします。そのときに、「誰から誰にいくら送るか」という情報がネット上を流れます。
もしこの通信が暗号化されておらず、途中で攻撃者に盗み見られた場合、その攻撃者は同じ内容をもう一度サーバーに送り直すことができます。
その結果、もう一度同じ振込処理が実行されてしまい、被害者の口座からお金が二重に引き落とされることになります。
これがリプレイ攻撃の恐ろしいところです。
4. なぜリプレイ攻撃は防ぎにくいのか?
リプレイ攻撃が防ぎにくい理由は、「正規の通信をそのまま使っているから」です。つまり、送られるデータは偽物ではなく、本物です。
そのため、受け取る側(サーバー)も「これは本当に正しいデータだ」と判断してしまい、不正なリクエストだと気づかないのです。
特にセッション管理や暗号化が甘いシステムでは、攻撃者が簡単に同じ通信を繰り返すことで、意図しない動作を起こさせることが可能になります。
5. リプレイ攻撃を防ぐための対策
リプレイ攻撃を防ぐためには、以下のようなセキュリティ対策が重要です。
- 通信の暗号化:通信を暗号化することで、途中でデータを盗み見られるのを防ぎます。HTTPS(エイチティーティーピーエス)の使用が推奨されます。
- ワンタイムトークンの使用:一度しか使えない使い捨ての認証コードを使うことで、同じ通信を再送しても意味がなくなります。
- タイムスタンプや有効期限の導入:通信ごとに現在時刻を含めて、古い通信を無効にする方法も有効です。
- セッションIDの管理:ログイン後のやり取りにはセッションID(セッションアイディー)を使い、IDが変わった通信は受け付けないようにする。
これらの仕組みは、ユーザーには見えない裏側の対策ですが、Webサイトやアプリの開発者がしっかり実装することで、被害を防ぐことができます。
6. パソコン初心者が気をつけるべきこと
パソコン初心者でも、次のような行動をとることでリプレイ攻撃のリスクを下げることができます:
- 必ずHTTPSと表示された安全なサイトだけを使う
- ネットバンキングやショッピングは公共Wi-Fiでは使わない
- ログイン後は必ずログアウトする習慣をつける
- メールのリンクからログインせず、公式サイトを開いて操作する
日ごろの行動を見直すことで、リプレイ攻撃をはじめとした情報セキュリティ上のリスクを減らすことができます。