ブルートフォース攻撃とは?初心者にもわかる意味・手口・対策をやさしく解説
生徒
「先生、“ブルートフォース攻撃”って何ですか?パスワードを破られる攻撃って聞いたんですが…」
先生
「ブルートフォース攻撃(英語の読み方でブルートフォースコウゲキ)は、パスワードをすべての組み合わせで試していく力ずくの攻撃方法です。」
生徒
「すべての組み合わせ!?それって大変じゃないんですか?」
先生
「昔は大変でしたが、今はコンピューターの性能が上がって、すごいスピードで試せるようになってるんです。では仕組みや対策を見ていきましょう!」
1. ブルートフォース攻撃とは?
ブルートフォース攻撃は、読み方はブルートフォース攻撃(ブルートフォースコウゲキ)といい、「総当たり攻撃(ソウアタリコウゲキ)」とも呼ばれます。
この攻撃方法では、考えられるすべてのパスワードの組み合わせを1つずつ試して、正しいパスワードを見つけ出そうとします。
たとえば、3桁の数字のパスワードなら、「000」「001」「002」…「999」まで、すべての組み合わせを試します。
時間はかかりますが、確実に正解にたどり着ける可能性があるため、単純なパスワードを使っていると非常に危険です。
2. ブルートフォース攻撃の仕組み
ブルートフォース攻撃は、自動プログラムを使って、次々にパスワードを試します。
攻撃者は、ログイン画面などに対して連続でパスワードを入力し、成功するまで繰り返します。
たとえば以下のように試行されます:
- abc001
- abc002
- abc003
- ...(続く)
英字・数字・記号を組み合わせると、組み合わせの数は膨大になりますが、処理が高速なコンピューターなら数分〜数時間で突破できることもあります。
3. 辞書攻撃・類推攻撃との違い
ブルートフォース攻撃とよく似た言葉に、「辞書攻撃(ジショコウゲキ)」や「類推攻撃(ルイスイコウゲキ)」があります。
- 辞書攻撃:よく使われるパスワードのリスト(辞書)を順に試す方法
- 類推攻撃:名前や誕生日などの情報からパスワードを推測して試す方法
- ブルートフォース攻撃:考えられるすべてのパターンを機械的に試す方法
ブルートフォース攻撃は、最も原始的ですが、どんなパスワードでも時間さえあれば突破できるため、非常に危険です。
4. ブルートフォース攻撃の実例
過去には、ブルートフォース攻撃によって有名人のSNS(エスエヌエス)アカウントが乗っ取られた事件もあります。
その原因は、英数字だけで構成された簡単なパスワードを使っていたため、攻撃者のプログラムに短時間で破られてしまったのです。
また、IoT機器(アイオーティーキキ)なども工場出荷時のパスワードを使っていると、ブルートフォース攻撃の対象になりやすいです。
5. ブルートフォース攻撃を防ぐための対策
ブルートフォース攻撃を防ぐには、以下のような対策が有効です:
- 長くて複雑なパスワードを使う
- 英字・数字・記号を混ぜる
- 二段階認証を導入する
- ログイン試行回数に制限をかける
- CAPTCHA(キャプチャ)を設定する
パスワードの長さが8文字から12文字以上になるだけでも、ブルートフォース攻撃にかかる時間は大きく増加します。
6. パスワードの強化例
簡単なパスワードと安全なパスワードの違いを例で見てみましょう:
- 危険な例: 12345678、abcd1234、password
- 安全な例: mT9!r#7Kx@q、Lg$8hW#29bP
安全なパスワードはランダムな文字列で構成されており、推測が非常に困難です。
パスワード管理ツールを使うことで、覚えにくい文字列も安全に管理できます。
7. ブルートフォース攻撃の歴史と背景
ブルートフォース攻撃という言葉は、「brute force(ブルートフォース)」=「力ずく」という意味から来ています。
昔から存在する攻撃方法で、特にセキュリティ対策が甘かった時代には多くのシステムで被害が出ました。
現在でも、ブルートフォース攻撃は自動化され、ボットによる不正ログイン試行などで頻繁に使われています。
そのため、強固なパスワード設定とログイン制限は、今でも重要なセキュリティ対策です。