ブリッジとは?初心者にもやさしくわかるネットワークの橋渡し装置を解説
生徒
「ネットワークの中で『ブリッジ』っていう言葉を見かけたんですが、これはどういう意味なんですか?」
先生
「ブリッジは、複数のネットワークセグメントをつなげて、データのやり取りを調整する機器です。読み方はブリッジです。」
生徒
「ハブやルーターとどう違うんですか?」
先生
「それはとてもよくある疑問です。では、ブリッジの仕組みや役割をわかりやすく説明していきますね。」
1. ブリッジとは?読み方と基本的な意味
ブリッジとは、複数のネットワークセグメントをつなぐ中継装置のことです。読み方はブリッジです。
英語の「Bridge(ブリッジ)」には「橋」の意味があり、まさにその名の通り、ネットワークの橋渡しをする役割を持っています。ネットワークの混雑を避けたり、必要な通信だけを通したりするのに使われます。
2. ブリッジの基本的な働き
ブリッジは、データをやり取りする機器同士のMACアドレス(マックアドレス)を確認し、必要なデータだけを適切なセグメントに送る働きをします。
たとえば、パソコンAとプリンターBが同じセグメントにある場合、その通信は他のセグメントには送られません。ブリッジは、無駄な通信をカットし、ネットワーク全体の効率を良くするのに役立ちます。
3. OSI参照モデルにおけるブリッジの位置
ブリッジはOSI参照モデル(読み方:オーエスアイサンショウモデル)の「データリンク層(読み方:データリンクソウ)」で動作します。
これは、リピータ(物理層)よりも一段階上で、データの中身を少し理解して処理をするため、より賢く通信の制御ができます。MACアドレスを使って転送先を判断するのも、この層の機能です。
4. ブリッジの使用例と活用シーン
たとえば、大きなオフィスビルでフロアごとにネットワークを分けていて、それぞれのフロアにセグメントがあるとします。ブリッジを使えば、1階と2階をつなぐことができ、必要な通信だけを通して全体の効率を保てます。
また、家庭用ではWi-Fi中継器にブリッジモードがついていることもあり、無線LANと有線LANの間で橋渡しをする役目を果たします。
5. ブリッジの学習機能とは?
ブリッジは、「学習機能」と呼ばれる特徴を持っています。これは、どのMACアドレスの機器が、どのポートに接続されているかを自動的に覚える機能です。
これにより、必要な通信だけを目的の機器に届けることができ、他の機器には無駄な通信が行かないようにコントロールできます。これがネットワークの効率化につながります。
6. ブリッジと他の機器との違い
ネットワーク機器には、ブリッジ以外にもさまざまなものがあります。それぞれの違いをまとめてみましょう。
- リピータ:信号を単純に中継する(物理層)
- ブリッジ:セグメント間のデータを中継し、必要な通信だけを通す(データリンク層)
- スイッチ:ブリッジの進化版で、多ポート対応、より高度な制御が可能
- ルーター:異なるネットワークを接続する(ネットワーク層)
このように、ブリッジはスイッチやルーターよりも基本的な装置ですが、ネットワークの仕組みを理解するうえで大切な存在です。
7. 現代におけるブリッジの位置づけ
現在のネットワークでは、ブリッジ単体で使われることは少なくなりました。その代わり、スイッチングハブという装置にブリッジの機能が組み込まれています。
つまり、私たちが普段使っているネットワーク機器の中には、ブリッジの働きが自然と組み込まれており、知らず知らずのうちに活躍してくれているのです。
8. よくある質問(FAQ)
ブリッジとスイッチは何が違うの?
スイッチはブリッジの発展型で、より多くのポートに対応し、高速で効率のよい通信が可能です。
ブリッジを使うと通信速度は上がる?
速度そのものは変わりませんが、不要な通信を減らすことで、ネットワークの効率が上がります。
ブリッジは家庭のネットワークでも使われる?
はい。Wi-Fiルーターや中継器の「ブリッジモード」がその例で、複数の機器を有線・無線でつなぐときに利用されます。
ブリッジはどの層で動く?
OSI参照モデルのデータリンク層で動作します。MACアドレスに基づいて通信を制御します。