カテゴリ: 基本情報技術者試験 更新日: 2025/07/27

リピータとは?初心者でもわかるネットワーク通信の中継装置をやさしく解説

リピータ
リピータ

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「ネットワークの勉強をしていたら、『リピータ』っていう言葉が出てきたんですが、これは何ですか?」

先生

「リピータは、ネットワークで使われる中継装置のひとつです。読み方はリピータです。」

生徒

「中継装置って、電波を延ばすものですか?」

先生

「そのとおりです。リピータは、通信の信号を強くして遠くまで届くようにしてくれるんですよ。では詳しく解説していきましょう。」

1. リピータとは?読み方と基本の意味

1. リピータとは?読み方と基本の意味
1. リピータとは?読み方と基本の意味

リピータとは、ネットワーク通信で使われる機器の一つで、信号を中継して再送信する装置のことです。読み方はリピータです。

リピータは、ネットワークケーブルなどを通って伝わる信号が、長い距離になると弱くなってしまうのを防ぐために使われます。信号が弱くなると、通信エラーや速度の低下につながります。そのため、一定の距離ごとにリピータを設置して信号を「元の強さ」に戻してあげるのです。

2. リピータの役割とは?

2. リピータの役割とは?
2. リピータの役割とは?

リピータの主な役割は、ネットワーク上を流れるデジタル信号を正確に再生し、次の機器に届けることです。これによって、通信の距離を延ばしたり、信号の劣化を防いだりすることができます。

たとえば、2台のパソコンを50メートルのLANケーブルでつないだとします。通常、LANケーブルは100メートル以内で使うことが推奨されていますが、もしこれを超えて150メートルにすると、途中で信号が弱くなってしまいます。ここでリピータを途中に挟めば、50メートルごとに信号を元通りにしてくれるため、通信が安定します。

3. リピータの仕組みと動作

3. リピータの仕組みと動作
3. リピータの仕組みと動作

リピータは、受信した信号の形やタイミングを確認し、それを再生成して出力します。この再生された信号は、まるで新しく送信されたかのように、正確な状態で次の機器へ届きます。

リピータはOSI参照モデルの物理層(読み方:ブツリソウ)で動作しており、データの内容までは理解せず、あくまで「信号の形」に注目して処理を行います。

4. リピータの使用例と利用シーン

4. リピータの使用例と利用シーン
4. リピータの使用例と利用シーン

リピータは、企業のオフィスや工場など、ネットワーク配線が長くなる場所でよく使われます。また、家庭でもWi-Fiの電波が届かないときに使う「Wi-Fi中継器」も、リピータの一種です。

たとえば、リビングにあるWi-Fiルーターの電波が2階の部屋まで届きにくいとき、階段の途中にWi-Fiリピータを設置することで、電波を中継して通信を安定させることができます。

5. リピータの特徴と制限

5. リピータの特徴と制限
5. リピータの特徴と制限

リピータにはいくつかの特徴があります。

  • 通信距離を延ばすことができる
  • データの内容には関与しない(あくまで物理的な信号の再生)
  • 同じネットワークセグメント内で使われる

ただし、リピータにも限界があります。Ethernet(イーサネット)では、最大で4台までしかリピータを直列に使えません。また、全体の通信速度が上がるわけではないので、他のネットワーク機器(スイッチやルーター)と用途を混同しないように注意が必要です。

6. リピータと他のネットワーク機器の違い

6. リピータと他のネットワーク機器の違い
6. リピータと他のネットワーク機器の違い

ネットワークでは、リピータ以外にも「ハブ」「スイッチ」「ルーター」などの機器がありますが、それぞれ役割が異なります。

  • リピータ:信号の再生だけを行う物理層の機器
  • ハブ:複数の機器を接続し、信号を同時に送る
  • スイッチ:必要な機器だけにデータを送る賢いハブ
  • ルーター:異なるネットワーク同士をつなぐ中継役

このように、リピータは最もシンプルで基礎的な中継機器です。

7. リピータの歴史と今の活用法

7. リピータの歴史と今の活用法
7. リピータの歴史と今の活用法

リピータは、初期のイーサネット(Ethernet)通信でよく使われていました。当時は同軸ケーブルを使用しており、通信距離を伸ばすにはリピータが欠かせませんでした。

現在では、高性能なスイッチングハブやルーターの普及により、純粋な「リピータ」は少なくなってきていますが、「Wi-Fi中継器」や「光ファイバー中継装置」など、形を変えて今でもさまざまな場所で活躍しています。

8. よくある質問(FAQ)

8. よくある質問(FAQ)
8. よくある質問(FAQ)

リピータはどんなときに使うの?

通信距離が長すぎて信号が弱くなるときに使います。ケーブルが100メートルを超える場合などに設置されます。

Wi-Fi中継器はリピータなの?

はい。Wi-Fi中継器は、無線信号を受信して再送信するリピータの一種です。

リピータで通信速度は速くなる?

いいえ。リピータは信号を再生するだけで、通信速度自体は変わりません。ただし、安定性は向上します。

リピータは家庭でも使える?

はい。Wi-Fiの届きにくい場所にWi-Fiリピータを設置すれば、家庭内の通信環境を改善できます。

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