プレゼンテーション層とは?OSI基本参照モデルの第6層を初心者向けにやさしく解説!
生徒
「先生、OSI基本参照モデルにある“プレゼンテーション層”って何をしてるんですか?」
先生
「プレゼンテーション層は、ネットワークで送るデータの“形式”や“文字コード”を整える役割がある層なんです。読み方はプレゼンテーション層(プレゼンテーションソウ)です。」
生徒
「形式って…例えばどんなことですか?」
先生
「じゃあ、プレゼンテーション層の働きや具体例をわかりやすく説明していきましょう!」
1. プレゼンテーション層とは?読み方と基本の役割
プレゼンテーション層とは、OSI基本参照モデルの第6層にあたる層で、通信するデータの形式や文字コード、圧縮、暗号化などを扱う役割があります。
読み方はプレゼンテーション層(プレゼンテーションソウ)です。ユーザーが見たり操作したりする手前で、データを「わかる形」に整えるための層です。
OSIモデルでは第7層のアプリケーション層がユーザーとの接点ですが、そのすぐ下にあるのがこのプレゼンテーション層です。
2. プレゼンテーション層の主な機能を紹介
プレゼンテーション層には、大きく分けて以下の3つの役割があります。
- データ形式の変換(たとえば画像や文書ファイルの形式)
- 文字コードの変換(たとえばUTF-8やShift-JISなど)
- データの圧縮や展開(たとえばZIPファイルなど)
- 暗号化と復号(たとえばSSL/TLSなど)
これらの機能によって、異なる環境や国のコンピュータ同士でも、正しく情報をやり取りできるようになります。
3. データ形式の変換ってどういうこと?
たとえば、画像データをJPEG(ジェイペグ)形式からPNG(ピング)形式に変えるなど、ファイルのフォーマットを変換することです。
動画ならMP4形式、音声ならMP3やWAVなど、いろいろな形式がありますが、通信するときには相手が理解できる形式に変える必要があります。
プレゼンテーション層は、こうした形式の変換を行い、通信の途中でデータが正しく処理されるようにしています。
4. 文字コードの変換で文字化けを防ぐ
文字コードとは、文字をデジタルで表現するためのルールのことです。
日本語ではUTF-8(ユーティーエフエイト)やShift-JIS(シフトジス)などの文字コードが使われます。
送り手と受け手の文字コードが合っていないと、文字化けが起きてしまいます。
プレゼンテーション層では、相手に合わせた文字コードへの変換を行い、正しい表示を助けます。
5. データ圧縮と暗号化もプレゼンテーション層の役割
データ圧縮は、ファイルのサイズを小さくすることで、伝送にかかる時間を短縮できます。ZIP(ジップ)やGZIP(ジージップ)などがその例です。
また、暗号化はセキュリティのために重要です。SSL(エスエスエル)やTLS(ティーエルエス)といった技術でデータを守ります。
プレゼンテーション層では、こうした圧縮や暗号化も担っているのです。
6. プレゼンテーション層を例えると…通訳や編集者!
プレゼンテーション層の働きは、「通訳」や「編集者」に例えるとわかりやすいです。
- 通訳のように、外国語(形式)を相手の言葉に変える
- 編集者のように、読みやすく整える(圧縮や文字変換)
- セキュリティの番人として暗号化も担当する
つまり、プレゼンテーション層があるおかげで、データの内容が正しく、安全に伝わるようになります。
7. プレゼンテーション層と関係の深い技術
プレゼンテーション層と関係のある具体的な技術やプロトコルには、以下のようなものがあります。
- SSL/TLS(エスエスエル / ティーエルエス):通信の暗号化
- MIME(マイム):メールで画像や音声を送るための形式
- JPEG/PNG/MP3:画像や音声のファイル形式
- UTF-8/Shift-JIS:文字コードの種類
こうした技術が裏で働いていることで、ユーザーは意識せずに快適に通信を使うことができます。