カテゴリ: 基本情報技術者試験 更新日: 2025/07/21

OSI基本参照モデルとは?初心者にもやさしくわかる7階層のネットワークモデル解説

OSI基本参照モデル
OSI基本参照モデル

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「ネットワークの仕組みを勉強していたら、“OSI基本参照モデル”っていう言葉が出てきました。何のことですか?」

先生

「OSI基本参照モデルは、ネットワーク通信を7つの階層に分けて整理した考え方です。読み方はOSI(オーエスアイ)基本参照モデルです。」

生徒

「7つも階層があるんですか?覚えるのが大変そうです…」

先生

「大丈夫、順番と役割を分かりやすく説明するので、しっかり覚えられますよ!」

1. OSI基本参照モデルとは?

1. OSI基本参照モデルとは?
1. OSI基本参照モデルとは?

OSI基本参照モデルとは、ネットワーク通信を階層的に整理するためのモデルです。

OSIは、Open Systems Interconnection(オープン・システム・インターコネクション)の略で、通信機器やネットワークが互いに接続・通信できるようにする国際的な標準です。

このモデルは全部で7つの階層に分かれていて、それぞれの階層が特定の役割を持ちながら、上から下まで順番に連携して通信を行います。

2. OSI7階層の名前と読み方を一覧で確認しよう

2. OSI7階層の名前と読み方を一覧で確認しよう
2. OSI7階層の名前と読み方を一覧で確認しよう

OSI基本参照モデルの7階層は、上位層から下位層へ次のようになっています。

  • 第7層:アプリケーション層(アプリケーションソウ)
  • 第6層:プレゼンテーション層(プレゼンテーションソウ)
  • 第5層:セッション層(セッションソウ)
  • 第4層:トランスポート層(トランスポートソウ)
  • 第3層:ネットワーク層(ネットワークソウ)
  • 第2層:データリンク層(データリンクソウ)
  • 第1層:物理層(ブツリソウ)

この順番は、「アプリから物理へ」または「物理からアプリへ」と覚えるとイメージしやすいです。

3. 第1層~第7層までの役割をわかりやすく解説

3. 第1層~第7層までの役割をわかりやすく解説
3. 第1層~第7層までの役割をわかりやすく解説

各階層がどんな役割をしているかを簡単に解説します。

  • 物理層:電気信号やケーブル、無線など、実際の通信手段を扱います。
  • データリンク層:同じネットワーク内で、正確にデータを届ける役割。
  • ネットワーク層:複数のネットワーク間で、データのルート(経路)を決めます。
  • トランスポート層:データを正しい順番で確実に届ける仕組み。
  • セッション層:通信の開始から終了までを管理します。
  • プレゼンテーション層:データの形式や文字コードを整える層。
  • アプリケーション層:ユーザーが使うアプリと通信をつなぐ層。

4. OSI基本参照モデルのイメージを例えで覚えよう

4. OSI基本参照モデルのイメージを例えで覚えよう
4. OSI基本参照モデルのイメージを例えで覚えよう

OSI基本参照モデルは、「手紙のやり取り」に例えるとイメージしやすいです。

  • アプリケーション層:手紙の内容を考える(会話や依頼など)
  • プレゼンテーション層:文字や写真の形式を整える
  • セッション層:手紙のやり取りを始めたり終えたりする
  • トランスポート層:手紙が分かれても正しく届くように管理
  • ネットワーク層:相手の住所(IP)を見て、ルートを決める
  • データリンク層:家の中で郵便受けまで届ける
  • 物理層:配達員が実際にポストに入れる

それぞれの層が分担して、正しくデータ(手紙)を届けているのです。

5. OSIモデルとプロトコルの関係

5. OSIモデルとプロトコルの関係
5. OSIモデルとプロトコルの関係

OSIモデルの各階層では、それぞれの役割に対応するプロトコル(通信のルール)が使われています。

たとえば:

  • アプリケーション層:HTTP(エイチティーティーピー)、FTP(エフティーピー)など
  • トランスポート層:TCP(ティーシーピー)、UDP(ユーディーピー)
  • ネットワーク層:IP(アイピー)
  • データリンク層:Ethernet(イーサネット)など

これらのプロトコルが組み合わさることで、インターネット通信がスムーズに行われています。

6. TCP/IPとの違いは?OSIモデルとの比較で理解しよう

6. TCP/IPとの違いは?OSIモデルとの比較で理解しよう
6. TCP/IPとの違いは?OSIモデルとの比較で理解しよう

OSI基本参照モデルは7階層ですが、実際のインターネット通信ではTCP/IP(ティーシーピー・アイピー)というモデルが使われます。

TCP/IPモデルは、OSIモデルを簡略化した4階層構造です。

  • アプリケーション層
  • トランスポート層
  • インターネット層
  • ネットワークインターフェース層

OSIモデルは理論的な基準で、TCP/IPは現実の通信で使われる実用モデルという違いがあります。

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