WPA2とは?初心者にもわかる無線LAN暗号化方式とTKIP・AESとの違い
生徒
「先生、無線LANの暗号化に“WPA2”って表示されたんですが、これは何ですか?」
先生
「WPA2は、読み方はWPA2(ダブリューピーエーツー)。WPA(ダブリューピーエー)を進化させた暗号化方式で、安全性が高く、現在もっとも広く使われているんですよ。」
生徒
「WPAとWEPではなく、WPA2を使うべき理由は何ですか?」
先生
「では、WPA2の仕組みや暗号方式、WPAやWEPとの違いも含めて、わかりやすく解説していきますね。」
1. WPA2の読み方と意味とは?
WPA2は、読み方はWPA2(ダブリューピーエーツー)で、正式には「Wi‑Fi Protected Access II(ワイファイ プロテクテッド アクセス ツー)」と呼ばれます。無線LAN(ムセンラン)の暗号化方式として、WEPの弱点とWPAの限界を克服して登場しました。
2004年にIEEE802.11i 規格として定められ、現在では家庭や学校、オフィスなどのWi‑Fi環境で標準的に採用されています。
2. WPA2の仕組み:AES暗号で高速・強力セキュリティ
WPA2では暗号方式に「AES(エーイーエス)」を採用しています。AESは米国政府の標準暗号でもあり、非常に強力で安全です。
- 128ビットAES暗号方式により、盗聴や改ざんへの耐性が高い
- CCMP(シーシーエムピー)という方式で認証と暗号化を強化
- 暗号化・復号の処理を自動で行い、ユーザー操作も簡単
3. WPA2とWPA・WEPの違いを表で比較
| 項目 | WEP | WPA | WPA2 |
|---|---|---|---|
| 登場時期 | 1990年代 | 2003年 | 2004年〜 |
| 暗号方式 | RC4 | TKIP | AES(CCMP) |
| 安全性 | 低い | 中程度 | 高い |
| 推奨度 | 非推奨 | 限定使用 | 現在の標準 |
4. WPA2のメリットと注意点
- メリット:高いセキュリティ、AES暗号で強固、広く対応機器あり
- 注意点:古い機器では非対応の場合がある、設定の互換性に注意
業務用ネットワークや家庭内でも、WPA2選択はほぼ必須です。古い機器にはファームウェア更新や買い換えが必要になることがあります。
5. WPA2使用時のおすすめ設定ポイント
- 暗号化方式に「WPA2‑PSK(AES)」を選ぶ
- SSIDや暗号キー(パスフレーズ)は英数字混在で長めに
- ルーター管理画面で定期的にファーム更新
- 古い機器だけ混在なら「WPA2/WPA3混在モード」も選択可
6. WPA2とWi‑Fi6(WPA3)との連携
最新のWi‑Fi6対応ルーターでは「WPA3」に対応していますが、WPA2は後方互換性があり、古いスマホやPCにも対応可能です。
WPA3が使える機器が増えればWPA2の出番は減りますが、すぐに完全移行できるわけではないので、当面はWPA2がネットワークの実質標準です。
7. 試験対策としてのWPA2知識
基本情報技術者試験でも、無線LANの暗号化方式として「WPA2」でAESを使っている点や、WEP/WPAとの違い、PSK(事前共有キー)方式であることなどが出題ポイントになります。
用語の読み方、仕組み、安全性、設定方法までしっかり理解しておきましょう。