WPAとは?無線LANの暗号化方式を初心者向けにやさしく解説!WEPとの違いも紹介
生徒
「先生、Wi‑Fiの設定で『WPA』って見かけたんですが、これは何ですか?」
先生
「WPAは、読み方はWPA(ダブリューピーエー)といって、無線LAN(ムセンラン)を安全に使うための暗号化方式の一つなんです。」
生徒
「暗号化方式ってことは、通信を守る役割があるってことですか?」
先生
「その通りです!以前使われていたWEPの弱点をカバーするために登場したのが、このWPAなんですよ。では、WPAの特徴や仕組みについて詳しく説明していきましょう。」
1. WPAとは?読み方と意味を解説
WPAは、読み方はWPA(ダブリューピーエー)といい、「Wi‑Fi Protected Access(ワイファイ プロテクテッド アクセス)」の略です。無線LANのセキュリティを高めるために作られた暗号化方式で、WEPの脆弱性を補うために2003年に登場しました。
WEPよりも強力なセキュリティ機能を持ち、企業でも家庭でも安全にWi‑Fiを利用するために広く使われています。
2. WPAの仕組みとは?TKIPを使った暗号化
WPAでは、暗号化方式として「TKIP(ティーキップ)=Temporal Key Integrity Protocol」という技術が使われています。
TKIPは、通信ごとに異なる鍵を生成することで、同じ鍵が繰り返し使われることを防ぎ、WEPのような簡単な解読を困難にします。
この仕組みによって、無線通信が盗聴されたり改ざんされたりする危険性を大幅に減らすことができました。
3. WPAとWEPの違いとは?初心者にもわかる比較
| 項目 | WEP | WPA |
|---|---|---|
| 登場時期 | 1990年代 | 2003年 |
| 暗号方式 | RC4(アールシーフォー) | TKIP(ティーキップ) |
| セキュリティ | 非常に弱い | 中程度 |
| 鍵の管理 | 固定キー | 動的に変更されるキー |
| 現在の評価 | 非推奨 | 限定的に利用される |
WPAはWEPの弱点を改良した方式ですが、より強力なWPA2やWPA3が登場したため、今ではWPAも新しい機器ではあまり使われなくなってきています。
4. WPAの後継:WPA2やWPA3との違い
- WPA2(ダブリューピーエーツー):2004年に登場し、AES(エーイーエス)というより強力な暗号方式を採用
- WPA3(ダブリューピーエースリー):2018年に登場し、セキュリティ性能と接続の簡単さを両立
WPAはTKIPを使っており、セキュリティ上の理由からWPA2やWPA3のほうがより安全とされています。最新のルーターではWPA2/WPA3が標準設定になっており、WPAはサポートされていないこともあります。
5. WPAが使われるケースと注意点
古いWi‑Fiルーターやネットワーク機器では、WPAしか対応していない場合があります。
そのような機器を使うと、セキュリティが不十分になるリスクがあります。可能であれば、WPA2以上に対応した新しい機器への買い替えをおすすめします。
また、設定画面でWPAしか選べない場合は、「WPA/WPA2混在モード」ではなく「WPA2のみ」を選択するのがより安全です。
6. WPAの暗号化方式とその限界
WPAで使われるTKIPには、次のような限界もあります:
- 処理速度が遅く、通信のパフォーマンスが下がる可能性がある
- 解析ツールによっては一部の攻撃が可能になってきている
- WPA3の登場により、セキュリティの面で旧世代となった
これらの理由から、WPAは現在では一時的な対応としてのみ利用され、推奨される暗号化方式はWPA2またはWPA3になっています。