衝突(コリジョン)とは?初心者にもわかるネットワーク衝突のしくみを解説
生徒
「ネットワークで『衝突(コリジョン)』って言葉をよく聞くんですが、どういうことなんですか?」
先生
「衝突は、複数の機器が同じ回線で同時にデータを送信しようとして、電気信号がぶつかってしまう現象のことですよ。」
生徒
「データってぶつかるんですか?どんなときに起きるんですか?」
先生
「主にバス型や共有型イーサネットなど、1本の回線を複数が共有している時に起きやすいんです。具体的にどうなるか見ていきましょう。」
1. 衝突(コリジョン)の読み方と意味
衝突は読み方は衝突(コリジョン)といい、英語では「collision」と書きます。ネットワークでは、ケーブルや回線で信号がぶつかることを指します。
特に、複数の機器が同じ通信路を通じて同時にデータ送信を開始したときに発生します。
2. どうして衝突(コリジョン)が起こるの?
回線を複数で共有する構成では、誰かがデータを送っていないか確認しないまま送信すると、信号が重なってしまいます。
この結果、全員の送ったデータにノイズが入って正しく届かなくなります。
3. 衝突(コリジョン)が起きるとどうなる?
衝突が起きると、各機器は信号がおかしくなったことを感じ取ります。
その後、CSMA/CD方式などを使って対応し、しばらく待ってから再送信を行うという流れです。
4. 衝突(コリジョン)の問題点
- 通信速度が遅くなる:衝突のたびに再送が必要になるため
- 回線利用率が下がる:効率が悪くなる
- 混雑時に衝突回数が増える:複数機器が同時に通信すると頻発する
このため、昔のネットワークでは注意が必要でした。
5. 衝突(コリジョン)を防止する仕組み
CSMA/CD方式では、通信前に回線状態を確認し、送信中に衝突を検出、ぶつかったら信号を止め、ランダム時間待って再送します。
スイッチングハブでは、各機器が専用の通信路を持つようになるため、衝突が起きにくくなります。
6. 衝突(コリジョン)がなくなった現代のネットワーク
現在主流のスイッチ型イーサネットでは、各機器が専用通信路を使うため、衝突はほぼ発生しません。
そのため、通信品質や速度が安定し、再送の遅延もほとんどなくなりました。
7. 衝突(コリジョン)の学習が重要な理由
衝突の仕組みを理解すると、古いネットワーク技術の背景や、なぜスイッチが必要になったのかがよく分かります。
また、ネットワークの性能や効率を考えるうえで基礎となる知識なので、しっかり押さえておきましょう。