bps(bits per second)とは?初心者にもやさしい通信速度の基本単位を解説
生徒
「インターネットの速度で『100Mbps』とか『1Gbps』って見かけるけど、bpsって何を表してるんですか?」
先生
「bps(ビーピーエス)は、通信速度の単位で、『1秒間に何ビットのデータを送れるか』を表しています。インターネットやネットワークの世界でとても重要な指標ですよ。」
生徒
「1秒間に送れるビット数なんですね!でもビットって何でしたっけ?」
先生
「いいところに気づきましたね。ビットの意味も含めて、bpsの基本からしっかり解説していきましょう。」
1. bpsの読み方と意味
bpsは、読み方はbps(ビーピーエス)といいます。これは「bits per second(ビッツ パー セカンド)」の略で、1秒間に送受信できるデータ量を「ビット」単位で表した通信速度の指標です。
たとえば「100Mbps」と書かれている場合、「1秒間に100メガビット(1億ビット)を送れる速度」という意味になります。
2. ビット(bit)とバイト(Byte)の違い
bpsを理解するには、まずビットの意味を知っておくことが大切です。
- bit(ビット):コンピュータが扱う情報の最小単位。0か1のいずれか。
- Byte(バイト):8ビットをまとめた単位。1文字を表すのに使われることが多い。
つまり、1バイトは8ビットなので、「8bps」は「1バイト/秒」に相当します。bpsはビット単位なので、バイトに変換するときは「8で割る」ことを覚えておくと便利です。
3. 通信速度の単位と接頭辞
bpsの前につく接頭辞には以下のような種類があります。
- Kbps(キロビーピーエス):1,000bps(1秒間に1,000ビット)
- Mbps(メガビーピーエス):1,000,000bps(1秒間に100万ビット)
- Gbps(ギガビーピーエス):1,000,000,000bps(1秒間に10億ビット)
- Tbps(テラビーピーエス):1,000,000,000,000bps(1秒間に1兆ビット)
最近のインターネット回線では「1Gbps」などの表記がよく使われており、高速通信の指標として重要です。
4. bpsとインターネット速度の関係
bpsは、インターネットの通信速度を比較したり契約したりするときに必ず登場します。
たとえば、ある光回線が「最大1Gbps」と書かれていれば、それは「1秒間に10億ビットのデータを送れる可能性がある」という意味です。ただし、「最大」という表現であり、実際の速度はネットワークの混雑や使用環境によって変わります。
また、Wi-Fiルーターやスマートフォン、パソコンのスペック表にも「○○Mbps対応」などと書かれていることがあります。
5. 実際の速度とbpsの計算例
bpsはビット単位ですが、私たちが日常的に扱うファイルサイズはバイト(Byte)単位です。たとえば、10Mbpsの速度で1MB(メガバイト)の画像を送信するとどのくらいの時間がかかるかを見てみましょう。
- 10Mbps = 10,000,000bps
- 1MB = 1,000,000バイト = 8,000,000ビット
- 転送時間 = 8,000,000 ÷ 10,000,000 = 約0.8秒
つまり、10Mbpsの速度が出ていれば、1MBのファイルはおよそ0.8秒で転送できるということになります。
6. bpsと回線速度の誤解に注意
bpsは理論上の「最大値」を表していることが多く、実際の速度とは異なる場合があります。
たとえば「1Gbps」の光回線でも、実際には混雑や機器の性能、通信の制御などで100Mbps程度しか出ないこともあります。
また、bpsの数値が大きくても、通信の安定性や遅延(レイテンシ)の影響によって、体感速度が遅く感じられることもあるため注意が必要です。
7. bpsが使われている代表的な場面
bpsという単位は、次のようなさまざまな場面で使われています。
- インターネット回線の通信速度(例:1Gbpsの光回線)
- Wi-Fiの通信速度(例:300Mbps対応のルーター)
- LANケーブルの規格(例:CAT6は最大1Gbps)
- スマートフォンのモバイル通信(例:5Gは最大20Gbps)
- 動画配信のビットレート(例:HD動画は約5Mbps程度)
bpsは、私たちの生活に深く関わる「見えないけれど重要な単位」といえます。