カテゴリ: 基本情報技術者試験 更新日: 2025/08/17

SMTPとは?初心者でもわかるメール送信の仕組みとプロトコルをやさしく解説!

SMTP
SMTP

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、メールを送るときって、どうやって相手に届いているんですか?」

先生

「そのしくみに関わっているのがSMTPという通信ルールです。読み方はSMTP(エスエムティーピー)です。」

生徒

「SMTPってなんの略ですか?どういう役割なんでしょうか?」

先生

「それでは、SMTPの意味や仕組みをわかりやすく解説していきましょう!」

1. SMTPとは?意味と読み方

1. SMTPとは?意味と読み方
1. SMTPとは?意味と読み方

SMTPは、Simple Mail Transfer Protocol(シンプル・メール・トランスファー・プロトコル)の略で、読み方はSMTP(エスエムティーピー)です。

SMTPは、電子メールを送信するための通信プロトコル(ルール)です。パソコンやスマートフォンでメールを送るとき、そのメールをメールサーバに届けるためにSMTPが使われます。

簡単に言うと、SMTPは「メールを送るための郵便屋さん」のような役割をします。

2. SMTPの役割と仕組み

2. SMTPの役割と仕組み
2. SMTPの役割と仕組み

メールを送信するとき、メールソフトはSMTPを使って、メールサーバに「このメールを送ってください」と依頼します。

SMTPサーバはそのメールを受け取り、宛先のメールサーバに中継して届けます。受け取った側のサーバでは、IMAP(アイマップ)やPOP3(ポップスリー)という別のプロトコルを使ってメールを受信します。

SMTPは「送信専用」、IMAPやPOP3は「受信専用」という役割分担になっています。

3. SMTPの通信の流れ

3. SMTPの通信の流れ
3. SMTPの通信の流れ

SMTPの通信の流れは、次のような手順になります。

  1. 送信者のメールソフト(クライアント)がSMTPサーバに接続する
  2. メールの送り先や本文などを送信する
  3. SMTPサーバが宛先のメールサーバにメールを転送する
  4. 受信者は、自分のメールソフトでメールを受け取る

このように、SMTPは送り主から宛先にメールを届けるために働いています。

4. SMTPで使われるポート番号

4. SMTPで使われるポート番号
4. SMTPで使われるポート番号

SMTPが通信するときには、ポート番号25を使うのが基本です。ただし、セキュリティの強化のために次のような番号も使われます。

  • 25番:標準的なSMTPポート(現在は制限されることも多い)
  • 587番:メール送信時の認証付き送信(推奨)
  • 465番:SSL/TLSによる暗号化されたSMTP(セキュアな送信)

最近では、587番や465番を使って、安全な通信を行うのが一般的です。

5. SMTPサーバの設定例

5. SMTPサーバの設定例
5. SMTPサーバの設定例

メールソフトにSMTPを使って送信設定をする場合、次のような情報を入力します。

  • SMTPサーバのアドレス(例:smtp.example.com)
  • ポート番号(通常は587や465)
  • ユーザー名(メールアドレス)
  • パスワード
  • 暗号化方式(SSLやSTARTTLSなど)

これらの情報は、メールサービスを提供する会社から案内されます。

6. SMTPの特徴と注意点

6. SMTPの特徴と注意点
6. SMTPの特徴と注意点

SMTPはメールを送るのに便利な仕組みですが、次のような注意点もあります。

  • 本来は暗号化されていないため、盗聴されるリスクがある
  • なりすましメール(スパム)の原因になることがある
  • 送信サーバの設定ミスでメールが届かなくなることがある

これらを防ぐために、SMTP-AUTH(認証付きSMTP)や、TLS(暗号化)を併用することが大切です。

7. SMTPと関連するプロトコルの違い

7. SMTPと関連するプロトコルの違い
7. SMTPと関連するプロトコルの違い

メールの送受信には、SMTPのほかに以下のプロトコルも使われます。

  • SMTP:メールを送信するプロトコル
  • POP3(ポップスリー):メールを受信してパソコンに保存するプロトコル
  • IMAP(アイマップ):メールをサーバ上で管理しながら受信するプロトコル

これらはそれぞれの役割に応じて使い分けられています。

8. SMTPの歴史と標準化

8. SMTPの歴史と標準化
8. SMTPの歴史と標準化

SMTPは1982年に標準化されたプロトコルで、RFC821という文書で最初に定義されました。その後、拡張されたSMTP(ESMTP)も登場し、現在ではRFC5321が最新の仕様となっています。

インターネット黎明期から使われてきた歴史あるプロトコルであり、現在のメール通信の基盤として広く使われています。

9. SMTPを使う場面と実際の使い方

9. SMTPを使う場面と実際の使い方
9. SMTPを使う場面と実際の使い方

SMTPは、GmailやOutlookなどのWebメールでも裏側で使われています。たとえば、Gmailでメールを送信すると、実際にはSMTPがそのメールをサーバに届けているのです。

企業のシステムでは、自動通知メールやお問い合わせメールの送信にもSMTPが使われています。プログラムからメールを送るときにも、SMTPサーバへの接続が必要になります。

カテゴリの一覧へ
新着記事
New1
基本情報技術者試験
クライアントサーバシステムとは?初心者でもわかるネットワークの基本構成をやさしく解説
New2
基本情報技術者試験
分散処理とは?初心者でもわかるコンピュータの処理方式をやさしく解説
New3
情報セキュリティマネジメント試験
ブラックリストとは何かをやさしく解説!初心者でもわかる仕組みと活用例
New4
基本情報技術者試験
集中処理とは?初心者でもわかるコンピュータ処理方式の基本用語をやさしく解説
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
基本情報技術者試験
FTP
220
FTPとは?初心者でもわかるファイル転送プロトコルの基本と仕組みを徹底解説!
No.2
Java&Spring記事人気No2
基本情報技術者試験
NIC
212
NICとは何か?初心者にもわかるネットワークインターフェースカードの基本
No.3
Java&Spring記事人気No3
基本情報技術者試験
16進数とは?初心者にもわかる意味・読み方・変換方法をやさしく解説!
No.4
Java&Spring記事人気No4
基本情報技術者試験
URL
187
URLとは?初心者でもわかるWebリンクの仕組みと役割をやさしく解説!
No.5
Java&Spring記事人気No5
基本情報技術者試験
イーサネット(Ethernet)とは?初心者にもわかるLANの基本技術をやさしく解説
No.6
Java&Spring記事人気No6
基本情報技術者試験
セグメントとは?ネットワークの基本単位を初心者向けにやさしく解説
No.7
Java&Spring記事人気No7
基本情報技術者試験
スキーマ(Schema)とは?データベースの基本構造を初心者向けに解説
No.8
Java&Spring記事人気No8
基本情報技術者試験
ハブとは?初心者でもわかるネットワーク接続装置の基本と仕組み