DNSサーバとは?初心者にもわかりやすく解説するインターネットの裏方のしくみ
生徒
「インターネットの設定を見てたら『DNSサーバ』って書いてあったんですけど、これって何をするものなんですか?」
先生
「DNSサーバは、読み方はDNSサーバ(ディー・エヌ・エス・サーバ)で、ウェブサイトの名前をIPアドレスに変える役割を持つサーバです。」
生徒
「名前をIPアドレスに? ちょっとよくわかりません……」
先生
「それじゃあ、DNSサーバのしくみや役割をやさしく解説していきましょう!」
1. DNSサーバとは?その読み方と意味
DNSサーバは、読み方はDNSサーバ(ディー・エヌ・エス・サーバ)で、「ドメインネームシステム(DNS)」の情報を処理するコンピュータのことです。
人間が使いやすい文字の住所(例:www.google.com)を、機械が使う数字の住所(IPアドレス)に変換するのがDNSの役割で、その変換作業を実際に行っているのがDNSサーバです。
2. なぜDNSサーバが必要なのか?
インターネットの通信では、機器同士はIPアドレス(例:142.250.206.46)のような数字を使ってやり取りします。
しかし私たち人間にとって、数字の羅列を覚えるのはとても大変です。
そこで「www.yahoo.co.jp」や「www.amazon.co.jp」のようなわかりやすいドメイン名を使います。
DNSサーバは、このドメイン名とIPアドレスの橋渡しをしてくれる、いわば“住所帳”のような存在なのです。
3. DNSサーバの動作の流れ
たとえば、あなたがブラウザで「www.example.com」と入力したとき、次のような流れでDNSサーバが働きます。
- パソコンがDNSサーバに「www.example.comのIPアドレスを教えて」と問い合わせる
- DNSサーバが対応するIPアドレス(たとえば93.184.216.34)を返す
- パソコンはそのIPアドレスにアクセスし、Webページを表示する
この変換作業があるからこそ、私たちはスムーズにインターネットを使えるのです。
4. 主なDNSサーバの種類
DNSサーバにはいくつかの種類があり、役割が異なります。
- ルートDNSサーバ:ドメインの最上位を管理
- トップレベルDNSサーバ:.com や .jp などの情報を持つ
- 権威DNSサーバ:そのドメインの正しい情報を持っている
- キャッシュDNSサーバ:よく使う情報を一時的に保存して高速に応答する
一般的な家庭や会社のネットワークでは、「キャッシュDNSサーバ」が最初に問い合わせを受けることが多いです。
5. DNSサーバとDNSキャッシュの関係
DNSキャッシュとは、過去に問い合わせたドメイン名とIPアドレスの情報を一時的に保存しておくしくみです。
DNSサーバがこのキャッシュを使うことで、同じドメインに何度もアクセスするときに、毎回問い合わせせずに高速に変換できます。
ただし、情報が古くなった場合には通信エラーになることもあり、そのときはキャッシュのクリア(削除)が必要です。
6. パブリックDNSサーバの例と設定方法
インターネットプロバイダが用意したDNSサーバ以外にも、世界中で利用できる「パブリックDNSサーバ」があります。
- Google Public DNS:8.8.8.8 / 8.8.4.4
- Cloudflare DNS:1.1.1.1 / 1.0.0.1
- OpenDNS:208.67.222.222 / 208.67.220.220
これらは信頼性が高く、速度も安定しているため、設定変更して使っている人も多くいます。
7. DNSサーバがダウンするとどうなる?
DNSサーバが利用できなくなると、ドメイン名をIPアドレスに変換できなくなるため、ウェブサイトにアクセスできません。
「インターネットが使えない」と感じても、実はDNSサーバだけが一時的に停止しているケースもあります。
このようなときには、別のDNSサーバを設定してみることで回復する場合があります。
8. DNSサーバのセキュリティと対策
DNSサーバはインターネットの根幹を支える重要な存在のため、セキュリティ対策も重要です。
- 偽のDNS情報を返す「DNSキャッシュポイズニング」
- 大量のリクエストを送りつける「DNS DDoS攻撃」
これらを防ぐために、「DNSSEC(ディー・エヌ・エス・セック)」という署名付きの確認機能が使われることがあります。
一般ユーザーとしては、信頼できるDNSサーバを選ぶことが一番の対策になります。