ユニキャストとは?初心者でもわかる1対1の通信の仕組みをやさしく解説
生徒
「ネットワークの通信方法で『ユニキャスト』って聞いたんですが、それってどんな仕組みなんですか?」
先生
「ユニキャストは、1対1でデータをやり取りする通信のことですよ。送信する相手をはっきり決めて送る方法です。」
生徒
「なるほど。他にも通信の種類ってあるんですか?」
先生
「はい。他にもブロードキャストやマルチキャストなどがありますが、まずはユニキャストの基本から説明していきましょう。」
1. ユニキャストの読み方と意味
ユニキャストは、読み方はユニキャストといいます。
ネットワーク通信におけるユニキャストとは、「1つの送信元から1つの受信先に向けてデータを送る方法」のことです。
たとえば、あなたのパソコンからあるWebサイトのサーバーにアクセスする場合、それはユニキャスト通信です。
2. ユニキャストの仕組み
ユニキャスト通信では、送信元が相手のIPアドレスを指定して、データを送信します。
このとき、データはルーターやスイッチなどを通って、最終的に受信側に届けられます。
受信側も、送信元のIPアドレスを見て、返信をユニキャストで行います。
3. ユニキャストの具体例
以下のような場面では、ユニキャスト通信が使われています。
- WebブラウザでWebサイトを閲覧するとき
- メールを送信・受信するとき
- スマートフォンで動画をストリーミング再生するとき
これらはすべて「1対1」の通信で、ユニキャストの代表的な使い方です。
4. ユニキャストと他の通信方法の違い
ネットワーク通信にはユニキャストの他にも、次のような方法があります。
- ブロードキャスト(読み方:ブロードキャスト):1対全員の通信
- マルチキャスト(読み方:マルチキャスト):1対特定グループの通信
- ユニキャスト:1対1の通信
ユニキャストは、もっとも基本的で安定した通信方法であり、インターネットの多くの仕組みで使われています。
5. ユニキャストのメリット
ユニキャストには次のようなメリットがあります。
- 通信相手が決まっているため、データのやりとりが確実で正確
- セキュリティ上も安心できる(不特定多数に送信されない)
- 送受信の確認やエラー制御がしやすい
一対一の通信なので、通信のトラブルが起きても影響が限定的で済むのも特徴です。
6. ユニキャストのデメリット
一方、ユニキャストにも弱点があります。
- 多数の相手に同じデータを送る場合は、1人ずつ送るため通信量が多くなる
- 一斉配信には向かない
たとえば、同じ動画を100人に送るときに、ユニキャストだと100回同じデータを送る必要があります。
このような場合はマルチキャストやストリーミングサーバーを使うことが多いです。
7. ユニキャストが使われる通信プロトコル
ユニキャスト通信で使われる主な通信プロトコルには、次のようなものがあります。
- TCP(読み方:ティーシーピー):信頼性の高い通信。Webサイト閲覧やメールなどに使用。
- UDP(読み方:ユー・ディー・ピー):スピード重視の通信。動画配信や音声通話などに使用。
どちらもユニキャストで動作することが多く、それぞれの用途に応じて使い分けられています。
8. ユニキャスト通信の確認方法
自分のパソコンがユニキャストで通信しているかどうかは、コマンドプロンプトでnetstatコマンドを使えば確認できます。
通信中の相手のIPアドレスが表示され、1対1の接続が行われていることがわかります。
また、Wireshark(読み方:ワイヤーシャーク)などのツールを使えば、より詳細な通信の内容も観察できます。