プライベートIPアドレスとは?初心者にもわかるネットワークの基礎知識
生徒
「プライベートIPアドレスって何のためにあるんですか?」
先生
「プライベートIPアドレスは、家庭や会社の中だけで使われるIPアドレスで、インターネット全体には公開されません。」
生徒
「じゃあ、インターネットにはつながらないんですか?」
先生
「いえ、プライベートIPアドレスでもルーターなどを通じてインターネットにアクセスできます。仕組みを順番に見ていきましょう。」
1. プライベートIPアドレスの読み方と意味
プライベートIPアドレスは、読み方はプライベートアイピーアドレスといいます。
IPアドレス(読み方:アイピーアドレス)は、パソコンやスマートフォンなどの機器をネットワーク上で識別するための番号です。
その中で「プライベートIPアドレス」は、家庭や会社の中だけで使う、限定された範囲の番号のことを指します。
2. グローバルIPアドレスとの違い
プライベートIPアドレスに似た言葉に「グローバルIPアドレス(読み方:グローバルアイピーアドレス)」があります。
グローバルIPアドレスは、世界中で唯一の番号としてインターネットで使われますが、プライベートIPアドレスはローカルネットワーク内だけで使われ、重複していても問題ありません。
つまり、インターネットに出るためには、プライベートIPアドレスからグローバルIPアドレスに変換する必要があります。
3. プライベートIPアドレスが使われる場所
プライベートIPアドレスは、家庭のWi-Fiルーターの中、企業の社内ネットワーク、学校のネットワークなど、インターネットに直接つながらない内部ネットワークで使われます。
たとえば、自宅でスマートフォン、ノートパソコン、プリンターなど複数の機器をWi-Fiに接続して使う場合、それぞれにプライベートIPアドレスが割り当てられています。
4. プライベートIPアドレスの具体的な範囲
プライベートIPアドレスには、あらかじめ決められた特定の範囲しか使えません。以下の3つの範囲がプライベートIPアドレスとして定められています。
- 10.0.0.0 ~ 10.255.255.255
- 172.16.0.0 ~ 172.31.255.255
- 192.168.0.0 ~ 192.168.255.255
この中で一番よく使われているのが「192.168.○○.○○」の形式です。家庭用ルーターではこの形式が一般的です。
5. NATとプライベートIPアドレスの関係
プライベートIPアドレスを使っている機器がインターネットにアクセスするには、「NAT(読み方:ナット)」という仕組みが必要になります。
NATは、Network Address Translation(ネットワーク・アドレス・トランスレーション)の略で、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換してくれる技術です。
この仕組みのおかげで、家庭内の複数の機器が1つのグローバルIPアドレスを使ってインターネットに接続できるのです。
6. プライベートIPアドレスのメリット
プライベートIPアドレスにはいくつかのメリットがあります。
- 世界中で重複して使えるため、IPアドレスの節約になる
- インターネットから直接アクセスされにくく、セキュリティ面でも安心
- 家庭内ネットワークや社内ネットワークの構築がしやすい
このように、プライベートIPアドレスはインターネット接続だけでなく、安全なネットワーク環境を作るのにも役立っています。
7. プライベートIPアドレスの確認方法
自分のパソコンやスマートフォンが使っているプライベートIPアドレスは、簡単に確認できます。
Windowsでは「コマンドプロンプト」でipconfigと入力することで確認できます。
スマートフォンではWi-Fiの詳細設定などから「IPアドレス」が表示されている場所を見ると確認できます。
8. プライベートIPアドレスの設定と自動割り当て
プライベートIPアドレスは、ルーターが自動的に機器に割り当てることがほとんどです。これを「DHCP(読み方:ディーエイチシーピー)」と呼びます。
DHCPは、Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)の略で、自動でIPアドレスやゲートウェイなどの設定をしてくれる便利な仕組みです。
もちろん、必要があれば手動で固定のプライベートIPアドレスを設定することも可能です。