カテゴリ: 基本情報技術者試験 更新日: 2025/08/01

パリティチェックとは?初心者でもわかるデータ通信の誤り検出の仕組み

パリティチェック
パリティチェック

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、データ通信のときに、誤りがないかどうかを調べる方法ってあるんですか?」

先生

「あるよ。その代表的な方法のひとつが『パリティチェック』という仕組みだよ。」

生徒

「パリティチェック?初めて聞きました。どんな仕組みなんですか?」

先生

「じゃあ、パリティチェック(Parity Check)の基本から、わかりやすく説明していこう!」

1. パリティチェックとは?

1. パリティチェックとは?
1. パリティチェックとは?

パリティチェックとは、データ通信のときにビット列に誤りがあるかどうかを調べるための方法です。英語ではParity Check(パリティチェック)と書きます。

コンピュータでは、データを0(ゼロ)と1(イチ)の組み合わせで表します。パリティチェックでは、その0と1の数を使って、通信エラーが起きたかを簡単に見つけることができます。

2. パリティビットとは?

2. パリティビットとは?
2. パリティビットとは?

パリティビットとは、チェックのために追加される1ビットのことです。データの最後に「おまけ」としてつけられます。

たとえば、7ビットのデータに対して、1ビットのパリティビットを足して、合計8ビットのデータとして送信します。

この1ビットを使って、受け取った側が「データに間違いがあるかどうか」を判断できます。

3. パリティの種類(偶数パリティと奇数パリティ)

3. パリティの種類(偶数パリティと奇数パリティ)
3. パリティの種類(偶数パリティと奇数パリティ)

パリティチェックには、次の2つの方法があります。

  • 偶数パリティ(Even Parity): 1の数が偶数になるようにパリティビットを調整する
  • 奇数パリティ(Odd Parity): 1の数が奇数になるようにパリティビットを調整する

たとえば、データが 1011001(1が4個)だった場合、偶数パリティならパリティビットは0になります。なぜなら、すでに1の数が偶数だからです。

逆に奇数パリティにしたいなら、1をもう1個追加して、合計5個(奇数)にするため、パリティビットは1になります。

4. パリティチェックの仕組みを図で理解しよう

4. パリティチェックの仕組みを図で理解しよう
4. パリティチェックの仕組みを図で理解しよう

送信側は、データの1の数を数えて、パリティビットを決めて送信します。受信側では、受け取ったデータの1の数を数えて、偶数か奇数かをチェックします。

もし、パリティビットと1の数が合わなければ「どこかでエラーが起きた」と判断できます。

ただし、複数のビットが同時に変わってしまった場合、エラーを見逃すことがあります。つまり、パリティチェックでは1ビットだけのエラーしか見つけられないという弱点があります。

5. パリティチェックの使用例と身近な例え

5. パリティチェックの使用例と身近な例え
5. パリティチェックの使用例と身近な例え

昔のモデム通信やシリアル通信では、データを送るたびにパリティビットをつけて送る仕組みがありました。ハードウェアや通信機器の設定で「偶数パリティ」「奇数パリティ」「パリティなし」などを選ぶことができました。

わかりやすく例えるなら、7人の出席番号があるクラスで、先生が人数確認のために1人追加でカウント役を立てるようなイメージです。全員の出席が揃っているかをチェックする「人数確認用のチェック役」が、パリティビットという感じです。

6. パリティチェックと他の誤り検出方式との違い

6. パリティチェックと他の誤り検出方式との違い
6. パリティチェックと他の誤り検出方式との違い

パリティチェックは非常にシンプルで、処理も速いため、昔から使われています。しかし、複数のビットにエラーが発生したときには対応できません。

一方で、より高度な誤り検出方式として、以下のようなものがあります。

  • CRC(シーアールシー): 巡回冗長検査(ジュンカイジョウチョウケンサ)という方式
  • チェックサム: データの合計値を使って検出する方式
  • ハミング符号(Hamming Code): エラーの検出だけでなく訂正もできる方式

パリティチェックは、簡単なチェックには便利ですが、信頼性が高くないため、今ではあまり使われていません。

7. 試験によく出るポイントまとめ

7. 試験によく出るポイントまとめ
7. 試験によく出るポイントまとめ
  • パリティチェックは誤り検出の方法
  • 1ビットだけの誤りを検出できる
  • 偶数パリティと奇数パリティがある
  • 複数ビットの誤りは検出できない
  • 昔の通信機器などで使われていた
カテゴリの一覧へ
新着記事
New1
基本情報技術者試験
クライアントサーバシステムとは?初心者でもわかるネットワークの基本構成をやさしく解説
New2
基本情報技術者試験
分散処理とは?初心者でもわかるコンピュータの処理方式をやさしく解説
New3
情報セキュリティマネジメント試験
ブラックリストとは何かをやさしく解説!初心者でもわかる仕組みと活用例
New4
基本情報技術者試験
集中処理とは?初心者でもわかるコンピュータ処理方式の基本用語をやさしく解説
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
基本情報技術者試験
FTP
220
FTPとは?初心者でもわかるファイル転送プロトコルの基本と仕組みを徹底解説!
No.2
Java&Spring記事人気No2
基本情報技術者試験
NIC
212
NICとは何か?初心者にもわかるネットワークインターフェースカードの基本
No.3
Java&Spring記事人気No3
基本情報技術者試験
16進数とは?初心者にもわかる意味・読み方・変換方法をやさしく解説!
No.4
Java&Spring記事人気No4
基本情報技術者試験
URL
187
URLとは?初心者でもわかるWebリンクの仕組みと役割をやさしく解説!
No.5
Java&Spring記事人気No5
基本情報技術者試験
イーサネット(Ethernet)とは?初心者にもわかるLANの基本技術をやさしく解説
No.6
Java&Spring記事人気No6
基本情報技術者試験
セグメントとは?ネットワークの基本単位を初心者向けにやさしく解説
No.7
Java&Spring記事人気No7
基本情報技術者試験
スキーマ(Schema)とは?データベースの基本構造を初心者向けに解説
No.8
Java&Spring記事人気No8
基本情報技術者試験
ハブとは?初心者でもわかるネットワーク接続装置の基本と仕組み