セッション層とは?OSI基本参照モデルの第5層を初心者向けにやさしく解説!
生徒
「OSI基本参照モデルって7階層あるって聞いたんですけど、“セッション層”って何をするところですか?」
先生
「セッション層は、ネットワーク通信の“やりとりの流れ”を管理する役割を持っています。読み方はセッション層(セッションソウ)です。」
生徒
「通信の流れってどういうことですか?もう少し具体的に知りたいです。」
先生
「それでは、セッション層がどんな働きをしているのか、具体例も交えて解説していきましょう!」
1. セッション層とは?読み方と基本の役割
セッション層とは、OSI基本参照モデルの第5層にあたる層で、ネットワーク通信の開始・維持・終了といった“やりとりの流れ”全体をコントロールする役割があります。
読み方はセッション層(セッションソウ)です。
たとえば、パソコンがサーバーに接続してデータを送受信する際、その通信の「はじまり」や「終わり」、エラーが起きたときの「再開」などを管理するのがセッション層の仕事です。
2. セッションとは?ネットワークの会話の単位
「セッション」とは、コンピュータ同士がデータのやりとりをするひとまとまりの期間や流れのことを指します。
たとえば、あなたがWebサイトにアクセスして、ページを見たりボタンを押したりする一連の流れが1つのセッションになります。
このセッションをうまく管理しないと、通信が切れてしまったり、途中から再開できなかったりする問題が起きてしまいます。
3. セッション層の主な機能とは?
セッション層の主な機能には、以下のようなものがあります。
- 通信の開始と終了の管理
- 通信の維持(一定時間操作がないと切断するなど)
- 再開処理(エラーや中断から復帰)
- 同期(シンクロ)ポイントの設定(途中保存のような役割)
こうした機能によって、データのやり取りがスムーズに行えるようになります。
4. セッション層を例えるなら「電話の会話」
セッション層は、電話の会話に例えるとイメージしやすいです。
- 電話をかける → セッションの開始
- 会話を続ける → セッションの維持
- 途中で切れた → セッションの中断
- もう一度つなぐ → セッションの再開
- 電話を切る → セッションの終了
このように、セッション層は通信の「会話の流れ」を支える存在です。
5. プレゼンテーション層やトランスポート層との違い
セッション層の上にはプレゼンテーション層(プレゼンテーションソウ)、下にはトランスポート層(トランスポートソウ)があります。
それぞれの違いを簡単に比較すると:
- プレゼンテーション層:データの形式や文字コードを変換
- セッション層:通信の開始・維持・終了を管理
- トランスポート層:データを正しく相手に届ける
セッション層は、それぞれの通信の区切りをきちんと管理することで、アプリケーションの動作が安定するようにしています。
6. セッション層が活躍する身近な例
セッション層が働いている例は、私たちの身近にたくさんあります。
- Webサイトのログイン:セッションが切れると再ログインが必要
- オンライン会議:通信の接続・再接続を管理
- クラウドでのファイル編集:一定時間操作しないと切断される仕組み
これらはすべて、セッション層の機能によって成り立っているのです。
7. セッション層とプロトコルの関係
セッション層では、以下のようなプロトコルや仕組みが使われています。
- NetBIOS(ネットバイオス):Windows同士の通信で使用
- RPC(アールピーシー):分散システムでのリモート呼び出し
- SQLセッション:データベースとアプリケーションの通信管理
セッション層のプロトコルはあまり意識されないことが多いですが、通信の土台をしっかり支えています。