DHCPとは?初心者でもわかるIPアドレス自動割り当ての仕組み
先生と生徒の会話形式で理解しよう
生徒
「DHCPってよく聞くけど、何の略でどんな役割があるんですか?」
先生
「DHCPは読み方はDHCP(ディーエイチシーピー)、正式にはDynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)です。IPアドレスなどを自動で配布してくれる仕組みですよ」
生徒
「手動で設定しなくてもいいってことですか?」
先生
「その通りです。パソコンやスマホをネットワークにつなぐときに、IPアドレスやサブネットマスク、ゲートウェイなどの設定を自動で行ってくれます」
1. DHCPの読み方と目的
DHCP(ディーエイチシーピー)は、IPアドレスを自動で配布してくれるプロトコルです。
DHCPがあることで、手動設定の手間や設定ミスを減らし、ネットワークの運用がとても楽になります。
2. DHCPのしくみと流れ
DHCPには「サーバー」と「クライアント」の役割があります。
- ① DHCP Discover:クライアントが「IPアドレスください!」とブロードキャスト
- ② DHCP Offer:サーバーが「これ使ってね」とIPアドレスや設定情報を提示
- ③ DHCP Request:クライアントが「そのアドレスお願いします」と応答
- ④ DHCP ACK:サーバーが最終確認して、設定終了
この4つのやり取りを「DHCPの4ウェイハンドシェイク」と呼び、IPアドレスやサブネットマスク、DNS、ゲートウェイなどを自動で設定できます。
3. DHCPで自動設定される情報
- IPアドレス(例:192.168.0.10)
- サブネットマスク(例:255.255.255.0)
- デフォルトゲートウェイ(例:192.168.0.1)
- DNSサーバー(例:8.8.8.8)
- リース期間(Lease時間)
リース期間が切れると再設定が必要になりますが、基本的に自動で延長されます。
4. DHCPのメリットとデメリット
メリット:
- IPアドレス設定の手間が不要
- 人為的ミスを防げる
- 社内ネットワークの管理が簡単になる
デメリット:
- DHCPサーバーが止まると設定できなくなる
- リース切れによってIPが変わることがある
5. DHCPとセキュリティ
ネットワーク内に不正なDHCPサーバーがあると、通信が乗っ取られる可能性があります。
そのため「DHCPスヌーピング」などで、安全対策を行います。
6. DHCPの利用シーン
- 家庭用ルーターでの自動割り当て
- 会社や学校のネットワーク管理
- 公衆無線LAN(Wi‑Fiスポット)の自動接続
7. DHCPを確認する方法
Windowsならipconfig /all、LinuxやMacならifconfigやip addrで、「DHCP有効」と表示されれば自動設定されています。
プロバイダによっては、ルーター画面でも確認できます。
8. 用語チェック
- DHCP(ディーエイチシーピー)
- ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル
- 4ウェイ ハンドシェイク
- リース期間
- DHCPスヌーピング