dfコマンドとは?Linuxでディスク使用量を簡単に確認する方法
生徒
「先生、Linuxでディスクの空き容量や使用量を確認するにはどうしたらいいですか?」
先生
「Linuxではdfコマンドを使うと、ファイルシステムごとのディスク使用量や空き容量を簡単に確認できますよ。」
生徒
「えっと、dfって何の略ですか?難しいコマンドじゃないですか?」
先生
dfは"disk free"(ディスクフリー)の略で、意味は「ディスクの空き容量を表示する」ということです。操作も簡単なので、初心者でもすぐに使えます。」
Linuxを初めて学ぶ人や、 OS・プロセス・メモリ管理・仮想マシン・コンテナの仕組みを図解で理解したい人におすすめの定番書籍です。
試して理解 Linuxのしくみを見る※ Amazonアソシエイト広告リンク
1. dfコマンドとは?
dfコマンドは、Linux(リナックス)でディスク使用量や空き容量を確認する基本的なコマンドです。ハードディスクやSSD、外付けストレージなどのファイルシステムごとの容量を一覧で表示できます。Windowsの「ディスクのプロパティ」で見る容量情報を、ターミナル上で確認できるイメージです。
2. 基本的なdfコマンドの使い方
Linuxでdfコマンドを使うには、ターミナルを開いて以下のように入力します。
df
実行すると、以下のようにファイルシステムごとの使用量と空き容量が表示されます。
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/sda1 20480000 1024000 19456000 5% /
tmpfs 1024000 0 1024000 0% /dev/shm
ここでFilesystemはファイルシステム、Usedは使用済み容量、Availableは空き容量、Mounted onはマウントされている場所です。
3. dfコマンドで容量を見やすく表示する方法
容量を人間が読みやすい単位で表示するには-hオプションを使います。
df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda1 20G 1G 19G 5% /
tmpfs 1G 0 1G 0% /dev/shm
ここではSizeが容量の総量、Usedが使用済み容量、Availが空き容量です。Gはギガバイト、Mはメガバイトを示しています。
4. 特定のファイルシステムだけを確認する方法
Linuxでは、特定のマウントポイントやディスクだけの使用量を確認することもできます。
df -h /home
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda2 50G 10G 40G 20% /home
この例では、/homeディレクトリがあるファイルシステムの容量だけを確認しています。
5. dfコマンドでinodeの使用量を確認する
Linux(リナックス)ではファイルの管理にinode(アイノード)という仕組みを使っています。ファイル数が多い場合、ディスクの空き容量はあるのに新しいファイルを作れないことがあります。そんなときは-iオプションを使います。
df -i
Filesystem Inodes IUsed IFree IUse% Mounted on
/dev/sda1 131072 1024 130048 1% /
これでinodeの使用状況を確認でき、ファイル作成に必要なinodeの空きもチェックできます。
6. dfコマンドとduコマンドの違い
Linuxでディスク使用量を確認するコマンドにはdfの他にduコマンドもあります。duは特定のディレクトリやファイルの容量を確認するコマンドです。
du -sh /var/log
1.5G /var/log
一方dfはファイルシステム全体の容量と空き容量を確認するのに向いています。両方を使い分けることで、Linuxのディスク管理がより効率的になります。
7. dfコマンドの便利なオプションまとめ
Linuxでdfコマンドを使うとき、よく使うオプションは以下の通りです。
-h: 人間が読みやすい単位で表示-T: ファイルシステムのタイプも表示(ext4, tmpfsなど)-i: inodeの使用量を表示特定のパス: /home や /var など特定のディレクトリだけ表示
df -hT
Filesystem Type Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda1 ext4 20G 1G 19G 5% /
tmpfs tmpfs 1G 0 1G 0% /dev/shm
これでファイルシステムの種類まで確認でき、Linuxでの容量管理がさらに便利になります。
8. 覚えておきたいポイント
Linuxのdfコマンドを覚えると、ディスク容量の確認やストレージ管理が効率的にできます。初心者でもdf -hで容量を見やすく表示し、必要に応じて-iでinode確認、特定ディレクトリで部分的に確認するだけで日常管理は十分です。
また、duコマンドと組み合わせることで、どのフォルダが容量を使っているかも簡単に確認できます。Linux初心者でも、これらのコマンドを覚えておくと便利です。
LPICレベル1の合格を目指している人や、 Linuxコマンド・シェル・ネットワーク・セキュリティの試験対策を効率よく進めたい人におすすめの定番問題集です。
Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集を見る※ Amazonアソシエイト広告リンク
まとめ
今回はLinux(リナックス)でのdfコマンドの使い方について詳しく解説しました。dfコマンドは、ディスク全体の使用量や空き容量を確認する基本コマンドであり、初心者でも簡単に扱えるのが特徴です。df -hで容量を人間に読みやすい単位で表示でき、-iオプションを使えばinodeの使用状況も確認できます。また、特定のディレクトリやマウントポイントを指定して部分的に確認することも可能です。
dfとよく比較されるduコマンドは、個別のフォルダやファイルごとの使用量を確認するのに適しています。両方を組み合わせることで、Linuxのディスク管理がより効率的に行えます。さらに、-Tオプションでファイルシステムの種類も確認できるため、SSDやHDD、tmpfsなど異なるストレージ環境でも適切に管理可能です。
実際にdfコマンドを使用する際は、まず基本の表示方法を覚え、次に-hで見やすく表示、必要に応じて-iでinodeの空きも確認します。そして、特定のディレクトリに絞ることで、不要なデータや容量不足の原因を特定しやすくなります。これにより、Linux環境でのストレージトラブルや容量不足の問題を未然に防ぐことができます。
さらに、実践的な管理では以下のようなコマンドもよく使われます。
df -hT
du -sh /var/log
df -i
df -h /home
これらを組み合わせることで、全体の容量確認から個別フォルダの使用量まで、幅広く管理可能です。特にサーバー運用や複数ユーザーが使う環境では、dfとduをセットで覚えておくことが推奨されます。
生徒
「先生、今日のdfコマンドの内容、だいぶ理解できました。容量だけでなくinodeも確認できるんですね。」
先生
「そうです。inodeは見落としやすいですが、ファイル作成に必要なので重要です。容量は空いているのにファイルが作れない場合に役立ちます。」
生徒
「あと、特定ディレクトリだけ確認する方法も便利ですね。大きなフォルダがどこにあるかすぐ分かります。」
先生
「その通りです。df -h /homeのようにパスを指定すれば、必要な情報だけを効率よく取得できます。また、duと組み合わせることで、より細かく容量管理が可能です。」
生徒
「先生、これでサーバーの容量確認も怖くなくなりそうです。初心者でも手軽に使えますね。」
先生
「その通り。dfとduを覚えておくと、Linux環境での容量管理が効率的に行えます。今日学んだ基本操作とオプションを実際の運用で試してみましょう。」